【2月】最新BOOKトレンド・チェック「バレンタインにお薦めの本」他

読書好き集まれ!
最新BOOKSトレンド・チェック
協力:オーストラリア紀伊國屋書店(Level 2, The Galeries, 500 George St., Sydney)

本好きにとって、トレンドに取り残されてしまうのはつらいところ。本連載では、シドニーCBDに店を構え、KINOと親しまれるオーストラリア紀伊国屋書店協力の下、トレンド・キーワードとともに読み逃せない話題の3冊と、日本のトレンドをキャッチするための最新ランキングをご紹介していきます。

2月に入り、日本では特にチョコレート業界が一層熱くなる「バレンタイン・デー」の時期を迎えました。オーストラリアでは女性から男性に必ずチョコをプレゼントするという決まりはありませんが、その日は好きな人に気持ちを伝えられれば良いのです。
 しかし、その思いを伝えることこそが一番難しいのも事実です。その気持ちを伝えるお手伝いをしてくれるのは、もしかして「本」なのかもしれません。好きな人に本を贈って、一緒にハッピーな2月14日を過ごしてください。

今、売れている本は?ベストセラー・ランキング(2017年1月7日~1月13日)

■文庫ベストセラー

1 雪煙チェイス 東野圭吾 実業之日本社
2 首折り男のための協奏曲 伊坂幸太郎 新潮社
3 小説・君の名は。 新海誠 KADOKAWA
4 ぼくは明日、昨日のきみとデートする 七月隆文 宝島社
5 すえずえ 畠中恵 新潮社

■新書ベストセラー

1 ビジネスエリートの新論語 司馬遼太郎 文藝春秋
2 雑談力 百田尚樹 PHP研究所
3 応仁の乱 呉座勇一 中央公論新社
4 人間の煩悩 佐藤愛子 幻冬舎
5 老いる家 崩れる街 野澤千絵 講談社

今週のトレンド・キーワード 『バレンタインにお薦めの本!』

さまざまな愛の形の短編集

『水に眠る』
北村薫
文藝春秋(価格:A$10.85<会員価格:A$9.77>)

愛について語られた短篇群像劇。「人の数だけ、さまざまな愛の形がある」、淡々とした何でもない日常の中にも物語があるのだと教えてくれる1冊です。短篇なので自分の伝えたい1篇にしおりを挟んで贈るのも良し。また、1冊を通して「私たちなりの愛の形を探しましょう」と気持ちを込めて誰かに贈るのもまた良いかもしれません。

向田邦子と妹の「最後の本」

『向田邦子の恋文』
向田和子
新潮社(価格:A$9.70<会員価格:A$8.73>)

独身女性のバイブルとも呼べる作品を多く残し、独身のまま夭逝(ようせい)した、おしゃれで気品あふれる脚本家・向田邦子。本書は彼女の死後20年もたった後、妹の和子さんにより明かされた資料を基に、1人の女性としての向田邦子を描き出した1冊。作家としてではなく、女性として普段着の向田邦子の世界に身を委ねてみては。

ビートが刻む熱い青春

『ビート・キッズ』
風野潮
講談社(価格:A$25.25<会員価格:A$22.73>)

数々の児童文学賞を受賞し、2006年に同名で映画化された風野潮の本書は「青春本」のバイブルとも言える作品。生まれた時から「だんじりビート」を胸に刻んだ主人公の英二が、転校先のクラスメートから吹奏楽部の勧誘を受けることから始まる思春期青春ドラマ。共に真っすぐ何かに突き進みたいと思える相手へ贈るのにぴったりの1冊。

ランキングからPick up!


『老いる家 崩れる街』藻谷浩介 角野澤千絵/講談社

空き家が増えているにもかかわらず、居住地を焼畑的に広げながら住宅を大量に作り続ける「住宅過剰社会」に踏み込んだ1冊。現在の日本の都市部では相変わらず超高層マンションが林立し、郊外では無秩序に戸建て住宅地の開発が続いている。このままでは「街」に支払う税金がかさむ一方で、住環境は悪化の一途をたどるという末路が待ち受ける。

KINOKUNIYA便り

2 月と言えばバレンタイン・デー。日本では女性から意中の男性に思いを込めてチョコレートを贈る日ですね。この風習、国により違うようで、例えばタイでは男性が女性にバラの花を贈ります。オーストラリアも同様です。皆様はどのように当日を過ごされる予定でしょうか。当店では日本風の演出を楽しみたい方に、チョコ・スイーツのレシピ本をそろえ、ご来店をお待ちしております。

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