2014年9月 ニュース/QLD


海外からの労働者には言葉の壁もあり、数字に表れない問題も多い

417ワーキング・ホリデー・ビザ労働者の
実態を再調査

ワーキング・ホリデー・ビザ保持者が、地方で非良心的な経営者たちにより無償の労働を強られているとして、417ビザの再調査が行われていることについて、バンダバーグのニュース・メール紙が8月4日に報じた。

フェア・ワーク・オンブズマン(FWO)は同日、多くの若者に2年の滞在期間を与える417ビザの再検討が全国的に始まっていると発表した。このビザは通常1年交付されるが、地方で88日間の労働を終えるともう1年の滞在が許可されるというもの。

過去2年間でFWOは417ビザ保持者から2,000件の要請を受けており、これはすべてのビザ保持者からの要請の3分の1を占めているという。2011年~12年の会計年度には7万7,000人の417ビザ保持者が合計6万7,000ドルの未払いを訴え、さらにこの数字は年々悪化している。

また、ニュース・メール紙の同日の別記事では、サンシャイン・コーストのカブーチャーにあるイチゴ農園に再度FWOの調査員が送られると伝えた。昨年、カブーチャーでは150人以上のイチゴのピッキング労働者に13万4,000ドルの未払いが発覚している。3つの農園が違反を通達され、11人の経営者が注意勧告を受けた。

FWOではオンライン・キャンペーンを実施し、季節労働者たちの権利などの情報を広めるためフェイスブック・ページも開設している。

■フェア・ワーク・オンブズマン・フェイスブック
Web: www.facebook.com/fairwork.gov.au


QLD州失業率が11年間で最高に

QLD州の失業率が増加し、2003年の6月以降最高を記録したと8月7日付ブリスベン・タイムス紙が報じた。

オーストラリア国勢調査によると、QLD州における7月現在の失業率は前月の6.3%から6.8%に増加。政府が引用する実際のデータに基づく傾向数でもQLD州は6月の6.3%から7月の6.5%へ増加している。また、NSW州では5.7%から5.9%、VIC州では0.4%増の7%、TAS州は7.3%から7.6%、WA州では僅かに5.2%へと上昇し、SA州のみ7.3%から7.2%へと減少した。

2012年の選挙では6年間で失業率を4%まで下げると公約したQLD州ニューマン政府の自由国民党に対し、労働党は公約違反として厳しく追及している。労働党の財務省スポークスマン、カーティス・ピット氏は「求職者数も減少しており、これは多くの人が仕事を探すのを諦めているということ」「(労働党政権から)ニューマン自由国民党政府へ移行した時、失業率は5.5%だった。4%へ下げると公約したのにもかかわらず、7月には6.8%になっている」と述べた。



シドニーの数店舗ではすでに宅配サービスが本格的に開始している

マクドナルドがハービー・ベイで試験的に宅配を実施

ファスト・フード大手のマクドナルドが、QLD州ハービー・ベイで宅配サービスを試験的に実施すると発表し、体重増加の問題を抱える同エリアから批判を受けていると8月8日、ABC放送が伝えた。

マクドナルドは、この地域の人口増加がハービー・ベイを選んだ理由だとしているが、オーストラリアン・メディカル・アソシエーション(AMA)はこの決定に疑問を投げかけている。AMAのQLD州代表、ショーン・ラッド博士は「この地域の住民には、既に肥満者が多い。ジャンク・フードが手軽に手に入る場所として良いエリアではない」と述べた。

AMAは、この1週間前にQLD州の遠隔地域や地方で肥満が深刻化しているとキャンペーンを行ったばかり。ハービー・ベイでは、3人に2人が体重過多または肥満であり、4人に1人の子どもが体重過多または肥満だという調査も出ている。ラッド博士は「最も利益増につながるであろうと、大企業がこのような地域を選ぶとはたいへん悲しいことだ。AMA QLDは遺憾に思う」とABC放送に伝えた。

マクドナルド・オーストラリアの広報マネジャーであるクリス・グラント氏は、この試験的なサービスが終了後、サービスを拡大することを述べた。「この試験的なサービスでは、顧客はほぼすべてのメニューから選んで注文でき、通常通り栄養素や材料の情報をウェブサイトで見ることができる」と話している。

フレーザー・コーストのジェラード・オコーネル市長は、マクドナルドの宅配の試験運用は投資や雇用の機会を地域にもたらすと述べるとともに、「玄関にテイクアウェイの食事が届けられ、運動も健康チェックもしなければ、悲惨なことになるだろう」と、消費者の節度が大切だと強調した。

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