第9回 レジデント・リターン・ビザ(RRV)について

敏腕弁護士ジョン・フラネリーの

オーストラリア・ビザ

ここだけの話

第9回 レジデント・リターン・ビザ(RRV)について

レジデント・リターン・ビザ(RRV)は、オーストラリア国籍を持たない、または持ちたくないというオーストラリア永住ビザの保持者にとって重要なビザです。これは、多くの日本人永住者にとっても、重要なビザではないでしょうか。

永久的に、自由にオーストラリアへの出入国ができるのはオーストラリア国籍を持つ者だけで、永住ビザの保持者が自由に出入国ができるのは、永住ビザ発行後の5年間だけです。しかし、5年間有効の永住ビザが切れた場合でも、オーストラリア国外に出る予定がなければ、永住ビザの保持者は永久的にオーストラリアに残ることが可能です。

つまり、オーストラリアの永住者が、ビザ発行後5年間が経過した時点で海外に行くことがなければ問題ありませんが、国外に出た場合はオーストラリアに再入国する権利が失われます。そこで必要となるのが、永住ビザの有効期限後も永住者としての権利を維持するためのレジデント・リターンビザ(RRV)です。

RRV(サブクラス155)は、永住ビザの保持者が5年間有効の永住ビザが切れた後に、オーストラリアに永住者として再入国する際の権利を確認するためのものです。このサブクラス155も厳密には永住ビザですが、このビザの有効期限は必ずしも5年間とは限りません。場合によって、1年間のみ有効のサブクラス155が発行されることもあります。また、RRVに限って、最初に発行された永住ビザの有効期限が過ぎた後でも問題なく申請することが可能なビザです。

さらに、サブクラス155を取得するためには、申請から遡って5年のうち2年間の累積滞在期間という条件が満たされていなければなりませんが、この条件が満たせない場合には、サブクラス157という3カ月間のRRVビザの申請が可能性として残ります。

サブクラス157の取得条件項目についてはDIACのホームページでご確認いただけます(または移民コンサルタントにご相談ください)。

RRVを申請する際は、記入ずみ申請書をDIAC(オーストラリア移民局)に郵送するか、またはDIACで直接申請するという方法に加え、DIACのホームページからオンライン申請する方法もあります。

申請方法にもよりますが、必要書類がそろっていて、ビザ取得の条件が満たされていれば、通常は1週間以内にRRVが発給されます。


ニュース/コミュニティー

プロフィル

ジョン・フラネリー
MBA Lawyers
コンサルタント、およびフラネリー弁護士事務所代表
(Jonathan Flannery)
President of Citizen’s Advice Bureau and Gold Coast Legal Service Inc
1983年弁護士認定(QLD&NSW)、移民・雇用両方の専門知識を要するビジネス・スポンサー・ビザを中心に移民アドバイスを提供している。twitterで最新ビザ情報を発信中。「aussievisalaw1」で検索!

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