ニュージーランド北島、ベイ・オブ・プレンティで島噴火

5人死亡、オーストラリア人観光客も消息不明

 12月9日午後、ニュージーランド北島のベイ・オブ・プレンティ沖に浮かぶ火山島、ホワイト・アイランド、マオリ名ワカアリが前触れなく噴火した。当時、大勢の観光客が島に上陸しており、また、火口にもハイカーが歩いていたことがビデオに映っており、安否が気づかわれている。また、オーストラリア人観光客、シドニーを出航し、ニュージーランドを訪れている外洋クルーズ船の乗客も島に上陸しており、島から戻っていない乗客の身許確認が進められている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 同日午後2時11分に噴火が起きており、白煙、火山灰、噴石が12kmの上空まで吹き上げられている。差し渡し2kmの火山島のクレーターは白煙で満たされており、これまでに23人がボートで救出されたが、うち5人がやけどなどで死亡しており、島にはまだ20人以上の人が取り残されていると見られているが、火山の状況が不安定なため、医療班も捜索隊も上陸できない状態になっている。

 スコット・モリソン連邦首相は、「外務貿易省(DFAT)がオーストラリア人被害者の安否を探っている。また、マリス・ペイン外相は、「被災国民に領事援助を行う」と発表した。

 シドニーから航海し、タウランガ港に入っている「オベーション・オブ・ザ・シーズ」号の船長は、「噴火当時、船客、乗員の何人かが島に上陸しており、彼らはまだ船に戻っていない」と発表している。

 当初、島には100人前後が上陸していたと発表されたが、その後、50人より少ない人数と修正されている。また、救助された23人もやけどを負っている人が多く、5人が救出後に亡くなっている。

 ニュージーランドの地質研究機関GNSサイエンスのケン・グレッディルが記者会見し、今回の爆発は、噴火の前に喉直しをしただけではないか。この2,3週間、火山活動が高まっていた。今後24時間内に2度目の爆発があるかどうかはまだ何とも言えない」と述べている。

 その後、乗客はすべて船に帰還したことが伝えられている。船には約5000人が乗っており、12月6日にはシドニーに戻る予定になっている。
■ソース
Death toll from New Zealand’s White Island volcano eruption rises, fears for Australian tourists and Ovation of the Seas cruise ship passengers

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