豪軍購入のEA-18Gグラウラーは品質保証なし

買って間もなくテスト中にエンジン不良から炎上

 2018年1月、オーストラリア国防省が空軍(RAAF)に購入したばかりのEA-18Gグラウラー電子戦機がアメリカ合衆国ネバダ州の米軍基地でエンジン不良から炎上し、1億2,500万ドルの新機体が煙と消えた。このほど、豪国防省は、「アメリカ側は一切の品質保証を拒否し、返金にも応じていない」ことを明らかにした。

 また、オーストラリア政府がフランスに依頼している12隻の潜水艦建造も当初の800億ドルの予算が2080年には2,250億ドルに膨れあがる見込みと発表している。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 連邦議会防衛委員会の聴聞で国防省官僚が明らかにした。

 グラウラー機は、ネバダ州の米軍基地から離陸態勢中にエンジンから火を噴き、滑走路上を横滑りして機体が炎に包まれた。

 昨年、ABC放送は、RAAFの調査で、「グラウラーのエンジンの高圧コンプレッサーが3つに破裂し、その一つがジェット・エンジンの底部を突き破り、滑走路に激突して滑走路の舗装を削り取るすさまじさだった」ことが突き止められたと報道している。

 国防省筋がひそかに「RAAFの過去25年以上の期間でもっとも重大な事故」と呼ぶほどで、グラウラーの機体損傷が激しく、結局抹消処分された。

 この事故の後、豪政府は、機体の引き渡し責任者である米海軍に賠償を要求したが遂に相手は賠償責任を認めなかった。
 国防省宇宙航空部のグレッグ・ホフマン空軍少将が連邦議会上院予算委員会の証言席で、「米海軍が公式文書を送ってきており、まことに残念ながら賠償要求には応じられないと回答してきた。オーストラリアの納税者が負担する他ない。米海軍が航空機メーカーから購入した航空機が同じめにあってもやはりメーカーから賠償は得られない。航空機産業ではそれが当たり前になっており、機体の所有者・オペレータが責任を負うことになっている」と証言した。
■ソース
No compensation for faulty Growler aircraft that burst into flames as submarine price adds billions

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