シドニーのホテル隔離警備員陽性判定2人目

主席医務官「時としてミスは起きるものだ」

 シドニー・ハーバーのマリオット・ホテルを使って、海外帰国者などのホテル隔離が行われているが、ホテル隔離者を警備する警備員に陽性者が出ており、NSW州保健局と州警察が警備会社などを捜査している。

 そんな折りに2人目の警備員が陽性判定を受けた。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 この事故に関して、連邦副主席医務官が、「時としてミスが起きるものだ」と発言し、個人保護具(PPE)の適正な着用は人によってはかなり難しいものだと認めた。

 ポール・ケリー主席医務官代理は、「この問題はホテル隔離制度再検討の際に資料となることも考えられる」と発言しており、一方、NSW州保健局では、2人の感染経路は依然不明としている。

 ケリー主席医務官代理は、「PPE着用は警備員がやり慣れているようなことではない。熟練した医療従事者でもPPE着用でミスをすることは大いにあり得るし、これまでも医療従事者や高齢者介護人の間にも大感染が起きていることはご存じの通りだ」と語っている。

 さらに、「この事故はむしろホテル隔離制度の重要性を示すものであり、海外からの帰国者がウイルスをオーストラリア社会に持ち込むことを防いできた」と語っている。

 さらに、「感染した警備員にはまことに気の毒なことだが、私の知る限り、感染海外帰国者からNSW州社会にウイルスが広がった事故は起きていない」と語っている。

 また、「2週間ごとに開かれる全国閣僚会議でもホテル隔離制度が議題にのぼっている」と語っている。

 8月20日、外務貿易省職員が議会調査委員会で証言し、「現在、在外オーストラリア国民約19,000人がオーストラリア帰国を望んでいる。そのうち、3,000人ほどが経済的または健康上の困苦にある「バルネラブル」とされている。

 ケリー主席医務官代理は、「在外国民の困苦は理解しているが、ホテル隔離制度および海外帰国者数制限はオーストラリア国内のコロナウイルス蔓延を防ぐために重要であり、予想される限り将来も維持する必要がある」と語っている。
■ソース
Chief Medical Officer says ‘mistakes happen’ as hotel security guard tests positive for COVID-19

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