第4回 QLD州の児童保護に関して

GC在住日本人なら知っておきたい

ゴールドコーストの異文化サービス

第4回

MCCGC(マルチカルチュラル・コミュニティーズ・カウンシル・ゴールドコースト)は、異なる文化背景を持つコミュニティーの問題や悩みを市役所、州政府、連邦政府へ報告し、政府・行政との橋渡しの役割を担っています。

 

QLD州の児童保護に関して

豪州の児童保護は日本と異なるシステムを採用しています。これは異文化という背景があるためです。児童保護はデパートメント・オブ・コミュニティー(Dep.Commu n it ies)のチャイルド・プロテクション(Child Protection)課が中心になり、CSO(Child Support Officer)などの非営利団体の担当者が実際のサポートを行います。

保護された子どもたちは、里親ケア(フォスター・ケア)または親族ケア(キンシップ・ケア)と呼ばれる保護者に預けられます。里親ケアと親族ケアはQLD州児童保護の根幹を成すシステムです。彼らは親と一緒に住むことができない子どもたちに家を提供してくれています。

子どもたちの中にはさまざまな事情で親と一緒に住むことができない子たちがいます。子どもたちに危害が及ぶ場合があるからです。

里親制度(フォスター・ケア)

里親は長期または短期で子どもたちを預かりサポートします。里親になるのは個人や、同じ家を数人の成人がシェアしているような環境でも可能です。さまざまな年齢、国籍、背景や家族事情の里親が存在します。州政府は以下の要綱を満たした家族または個人のみに里親をお願いしています。

 
・ トレーニングを無事に終了し、試験に合格した者
・ブルー・カードを申請し、認可された者・家の調査にパスした者

親族ケア(キンシップ・ケア)

文字通り親族による保護を意味します。親族や友人、またはその家族の周りの同じ文化背景を持つコミュニティーが含まれます。親族ケアは、最大限子どもたちの家族とのコンタクトを維持することを目的としています。親族ケアになろうという場合には、いくつかの承認プロセスを経て認可されます。

皆さんも、ぜひとも子どもたちに温かいサポートをお願いします。里親ならびに親族ケアにご興味のある方は、「TRACC GC フォスター・ケア・エージェンシー (07-5578-0800)」にお問い合わせください(ある程度の英語力が必要です)。

また、MCCGCでは、2013年の情報セミナーを開催するに当たり、皆様にQLD州のファミリー・サポートに関してのアンケートをお願いしております。ご協力をお願いいたします。

MCCGCの活動、ならびに質問がありましたらお気軽に日本語でEmail: naoh@mccgc.com.au 、またはTel: 0423-511-549までお問い合わせください。


リビング

〈著者プロフィル〉平野尚道
マルチカルチュラル・コミュニティーズ・カウンシル・ゴールドコーストコミュニティー・デベロップメント・マネジャー
1990年に来豪。現在までにゴールドコースト日本人会の会長職を8年務める。20 0 6年から現在まで、ゴールドコーストの異文化からの移民をサポートする非営利団体MCCGCに異文化団体・育成担当として従事し、ゴールドコーストでただ1人の州政府プログラム異文化、育成担当を委託。09年在ブリスベン在日本国総領事館より在外公館長表彰を授与される。

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