不動産業界の老舗「レイ・ホワイト・サーファーズ・パラダイス・グループ」

ゴールドコーストの発展とともに歩んできたレイ・ホワイト・サーファーズパラダイス・グループ。26年もの間、不動産業界の第一線で働き続ける日本人不動産エージェント、モト・ウォーターズさんと、チーフ・エグゼクティブ・オフィサーのアンドリュー・ベルさんが新オフィス移転とゴールドコーストの不動産市場について語った。(文・写真=ランス陽子)

モダンな新オフィスへ移転

ゴールドコーストの不動産業界をリードするレイ・ホワイト・サーファーズパラダイス・グループの本部が、10年以上親しんだオーキッド・アベニューのオフィスからフィフティー・カビル・アベニューの近代的なオフィス・ビルへと移転した。新オフィスでは2階のワン・フロア全体がレイ・ホワイトの所有となり、エレベーターを降りた瞬間からイエローとグレーを基調にしたモダンな雰囲気が広がる。顧客が最初に訪れるロビーや受付もゆったりとした空間を大切にした設計で、商談のために使われる個室にはインテリア・コーディネートされた快適なスペースが5室用意されている。「東京のように、とまではいきませんが、移転してからは高層ビルの近代的なオフィスでお客様に気持ち良く過ごして頂けるようになりました」と語るのは、長年ゴールドコーストの不動産業界の第一線で活躍してきた日本人不動産エージェント、モト・ウォーターズさん。

「ここではスタッフのための施設も充実していて、カフェのようにゆったりしたキッチンや、屋外パーティーも開けるルーフ・トップ・ガーデンがあるんです」

チーフ・エグゼクティブ・オフィサーのアンドリュー・ベルさんは、オフィスの移転についてこう語る。「このオフィスへ移転してから、スタッフ同士の雰囲気が変わりました。キッチンやルーフ・トップ・ガーデンなどが快適になったことで、休憩時間にスタッフ同士の会話が増え、コミュニケーションが活発になっています。お茶を入れたりランチを食べながら雑談をしているうちに、自然と仕事のアイデアや情報を交換する機会が増えているようです。

モダンでゆったりとした新オフィス
モダンでゆったりとした新オフィス

オフィス内もオープンな設計になりました。最初は昔ながらの各机が壁で囲まれているようなオフィスの方が良いと反対していたスタッフでさえ、移転後は新オフィスをかなり気に入っているようです」

フィフティー・カビル・アベニューは、カジュアルな文化が根付いたゴールドコーストでは珍しい、スーツ姿に身を包んだ会社員たちが出入りするオフィス・ビルとして古くから知られている。

「このビルも再開発が進んでいて、新しいエレベーターが6台設置される他、公園の部分の整備などが既に計画されています。今後、さらに近代的で快適なビルになっていくでしょう」

ゴールドコーストの不動産売買が活発化

アンドリューさんによれば、ゴールドコーストの不動産は今年に入って売買が活発になり、価格も上昇しているという。

ブロードビーチの46万9,000ドルで販売されたオーシャンビューのマンション
ブロードビーチの46万9,000ドルで販売されたオーシャンビューのマンション
今年3月に900万ドルで売却されたマーメイド・ビーチの商業物件
今年3月に900万ドルで売却されたマーメイド・ビーチの商業物件

「アメリカのサブプライム・ローン問題を発端に、2007年から世界中で景気が後退した金融危機の影響で、オーストラリアの不動産も一時下落しました。その後、近年ではシドニーやメルボルンの不動産市場が活発な動きを見せるようになってきたものの、ゴールドコーストの不動産価格の上昇はまだ緩やかなままでした。ところが、昨年辺りからマンションの需要が大幅に伸び、更に今年に入り住宅価格もかなり上昇してきています。ゴールドコーストは、都市部より少々遅れて市場が動き出す傾向がありますが、やはり2年後に同地で開催されるコモンウェルス・ゲーム開催に向けたインフラ整備による好景気の影響も少なからずあるでしょう。大会終了後も数年は好景気が続くと予想されます。今後も、ゴールドコーストの不動産価格はしばらく上昇を続けるでしょうね」

世界有数の観光地として知られているゴールドコーストは、オーストラリアの中でも特に各国からの移民が増え続けている場所である。また、シドニーやメルボルンなど都市部の不動産価格が近年高騰しすぎてしまったために、都市部を離れて比較的価格の安いこの地域の不動産を購入する人も増えている。「人口が増え続ければ、やはり不動産価格は上昇します。弊社も、昨年から売り上げが300%もの伸びを見せました。特に、今年は数百万ドル以上の高級住宅地の動きが活発になってきています。サンクチュアリー・コーブやホープ・アイランドの不動産価格も強い成長を見せていますね」とアンドリューさん。

「今年に入ってオーストラリアの銀行による海外投資家への融資引き締めといった動きがありましたが、中国からの投資家や移民の流入は、まだまだ勢いがあります。中国の方々は、アラブやロシアなどの投資家たちとは違い、かつての日本人のように高層ビルや商業施設などの新たな開発にも積極的なのが興味深いですね」

これからもますます成長を続ける企業に

ゴールドコーストの不動産を26年間見守り続け、スタッフの数がまだ少なかった頃から同社に勤務するモトさん。「あの頃から考えると、信じられないような気持ちになります」と話す。レイ・ホワイト・サーファーズパラダイス・グループは、現在270人ものスタッフを抱え、ゴールドコースト各地だけでなく中国やアメリカを含め22の支社を持つまでに成長した。モトさん自身の自宅も、その間に驚くような価格になった。「当時、ショッピング・センターも駅も病院も、まだ何もなかったロビーナの土地を購入しました。開発が盛んになりつつあったこの土地には将来性があると感じて購入したところ、現在の価格は数十倍になっています。プールの管理に慣れていらっしゃらない日本人のお客様が多かったため、私もアドバイスができるように勉強しなければと自宅にプールを作って、塩をどれくらい入れるのかなどを学んでいきました」。するとアンドリューさんが間髪入れずに言う。

「モトは、日本人のお客様に物件を見せている途中で、一生懸命説明をしているうちに足元のホースにつまずいて後ろ向きにプールに落ちたこともあったね(笑)。でも、次の仕事へずぶ濡れのまま出かけていった。いつもどんなときでも仕事熱心なのが、モトなんだ」

モト・ウォーターズさん(左)とアンドリュー・ベルさん(右)
モト・ウォーターズさん(左)とアンドリュー・ベルさん(右)

また、270人というスタッフの数について、アンドリューさんはこう説明する。

「テクノロジーが進化した今でも、スタッフの心配りやお客様との信頼関係が最も大切なことだと考えています。もちろん、時代の変化による新たなツール、インターネットやSNSなどを積極的に取り入れながらも、1人ひとりのスタッフがお客様へできうる限り最高のサービスを届けることが重要です」

「まだまだ、成長の余地があります」と力強く発言するアンドリューさんと同社の今後に期待したい。

Ray White Surfers Paradise Group
レイ・ホワイト・サーファーズパラダイス・グループ

■住所:Level 2, 50 Cavill, Surfers Paradise
■Tel: 0414-760-682(モト・ウォーターズ)
■Web: www.rwsp.net
■Email: m.waters@rwsp.net


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