中国系豪大学准教授、広州空港で検束される

豪国内中華メディアへの中国政府介入を批判

 シドニーのUTSに所属するチョンギ・フェン准教授が中国訪問を終え、広州空港から帰国の途に着こうとした時に中国関係に検束された。オーストラリア側では電話を通じてフェン教授との連絡ができるが、検束の理由などはまったく知らされていない。また、フェン教授は中国には中国パスポートを使って渡ったため、法的にオーストラリア政府は領事援助もできない。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 フェン氏はシドニー工科大学(UTS)の中国科准教授で、中国訪問を終え、3月25日夜に飛行機に乗ろうとしたところを検束されている。同氏は2度搭乗を妨害されていた。また、電話は通じたが、検束の理由も状況も話すことができなかった。フェン准教授の友人は、「電話が使えるということはいい兆候だ」としている。また、UTS側も、フェン准教授がなぜ検束されたのかまったくつかめていない。

 マイケル・キーナン連邦司法大臣は、「豪政府は、家族にも連絡を取り、中国政府にもオーストラリア政府の意向を伝えた。フェン准教授はオーストラリア永住権を持っているが、オーストラリア国籍は取っていない。また、中国政府は二重国籍を認めておらず、中国国籍者が豪国籍を持っていても中国人として処遇する。

 フェン博士はオーストラリアの中国人コミュニティでも有名であり、UTSでは11年間にわたり中国研究の第一人者を務めてきた。また、この何年間か、中国政府がオーストラリア国内の中華字メディアの規制を強めたり、強い影響を吹き込んだりする現状に対して手厳しく批判を続けている。(Ratei)
■ソース
Australia raises concern with Beijing after UTS Professor Chongyi Feng detained in China

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