レジ袋まもなく廃止 ウールワースとコールズ

NSW州など全国で7月1日までに実施

 オーストラリアのスーパー大手、ウールワースとコールズがまもなく、NSW州など全国でレジ袋を廃止する。最大手のウールワースは6月20日、2番手のコールズは7月1日にそれぞれ廃止する。スーパー業界を寡占する大手2強が、法令で禁止されていない地域でも環境への配慮から廃止に踏み切る。

 SA州や首都特別地域(ACT)、北部準州(NT)、TAS州では既にレジ袋が禁止されている。東海岸を中心に店舗網を拡大している独アルディはもともとレジ袋を提供していないため、オーストラリアのほとんどのスーパーからレジ袋が消えることになる。

 使い捨てのレジ袋は、資源の無駄使いやゴミが環境に与える悪影響を軽減する観点から、先進国を中心に廃止の動きが強まっている。大手スーパーは、法令で禁止されていない州でも自主的に廃止することで、環境保護への取り組みをアピールする狙いがある。

 ただ、レジ袋をゴミ袋として再利用している家庭では、新たに市販のビニール袋を購入しなければならない。レジ袋廃止が環境負荷を低減する実際の効果については、疑問視する指摘もある。英環境保護局の報告書(2011年)は「レジ袋をゴミ袋として再利用した方が、ゴミ袋を製造するよりも(環境負荷軽減の)メリットは大きい」と結論付けている。

 また、買い物袋を忘れた場合は、有料の袋を買わなければならなくなる。ウールワースは繰り返し使えるビニール袋を1枚15セントで、布製のバッグを99セントでそれぞれ販売する。廃止前からカバンや車のトランクにエコバッグなどを入れておくクセを付けておく必要がありそうだ。

■ソース
We’ve set the date for the end of single-use plastic bags.(Woolworths)
Single-use plastic bag removal(Coles)
Life cycle assessment of supermarket carrier bags(Environmental Agency, UK)

 

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