NAB「利上げは2019年半ばにずれ込む」

賃金の伸び弱く、従来予測見直す

 豪4大銀行の1つ、ナショナル・オーストラリア銀行(NAB)は21日、豪準備銀(RBA=中央銀行)の利上げ時期が2019年半ばにずれ込むとの予測を明らかにした。軟調な賃金の伸びと高止まりしている失業率を背景に、従来今年年末としていた時期を半年先に伸ばした。公共放送(ABC)が同日、伝えた。

 NABの主席エコノミストであるアラン・オスター氏は、利上げ時期の予測を見直した理由について「依然として賃金の伸びが弱く、失業率も5.5%前後で動いていない」ことを挙げた。

 今後は失業率の低下とともに、賃金の伸びと物価上昇が予測されるものの、「賃金の伸びが強まるタイミングについては不確定要素が多い。利上げ時期は依然として経済指標に依存している」とした。

 今年1月〜3月期の賃金指数(WPI)は前期比0.5%増、前年同期比2.1%増と歴史的な低水準にある。4月の失業率は5.6%(季節調整済み)と高水準を維持した。1月〜3月期の消費者物価指数(CPI)は前期比0.4増、前年同期比1.9%増と、RBAのインフレ・ターゲットである「2〜3%」を依然として下回っている。

 RBAは足踏みする景気を下支えするため、2016年8月に政策金利を現行制度下で最低の1.5%に引き下げた。以来、今年5月まで19回連続で据え置いている。

■ソース
Inflation pulse still weak, up 1.9 per cent and still below RBA comfort zone(ABC News)

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