安価な輸入野菜で国内生産者圧迫

昨年度も1万エーカー超す減反面積

 国内青果業界団体、AUSVEGは、「オーストラリア国内の青果農家が安い輸入作物に押されて危機に陥っている」と発表している。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 AUSVEGは、「昨年度の国内野菜作付けは12,000ヘクタール減っており、国内青果産業が価格にして1億5,900万ドル縮小、その存立さえ危ぶまれると発表している。

 マッシュルーム生産量は29%、ピーマンやトマトは12%減少しており、AUSVEGのエコノミスト、アンドリュー・クループ氏は、「オーストラリアの野菜農家は、中国、イタリア、アメリカなどの国からの輸入作物と競争できない。2015年度には輸入作物が7%増加していた。これは国内業界にとって重大な傾向だ。これは一州だけの現象ではなく、国内全体にわたっている。この3か国は栽培コストが低いため、オーストラリアでもこの3か国からの野菜商品輸入が最大だ。この産業にとって必要なのは、生産コストをさげ、競争力を引き上げることだ。将来、国内野菜生産者が生き延びるためにはオーストラリア野菜のイメージを高く維持しなければならない。オーストラリア産の作物は世界的にもトップクラスであり、私達はそのことを知っているが、将来にわたって、そのイメージを維持し続けることが重要だ」と語っている。

 さらに、「AUSVEGにとってこれは気がかりなことではあるが、今の傾向を変えていくために、「オーストラリア産品は世界最高というような宣伝と、その宣伝を世界に伝えることなどいくつかの対策を考えている」と結んでいる。
■ソース
Cheap vegetable imports pushing Australian growers out of industry

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