「ペルは部下の児童性虐待で冗談」

調査委員会で証人が枢機卿を非難

 12月7日の報道で、児童性虐待に対する組織の対応を調べている特別調査委員会では、性虐待を受けた被害者の証言に対して、カソリック教会のジョージ・ペル枢機卿の弁護士が反対尋問を行った。

 証言席に座ったデビッド・リズデール氏は、叔父のジェラルド・リズデールに性虐待を受けたが、ペル枢機卿が被害者に「性虐待を黙っているよう」にとワイロを提示したと証言した。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 また、ある性虐待被害者は、ペル枢機卿が、「ジェラルドがまた少年を犯した」として、冗談を言っているのを耳にしたと証言している。リズデールはそれから10年以上過ぎて複数の児童性虐待罪で有罪判決を受けた。

 ペル枢機卿は、1993年のリズデール裁判の際にリズデールを支持したために批判を受けており、また、聖職者の会議で、リズデールを他の教区に異動すべきだという決議が行われた際にも出席していたが、「自分がバララットで務めていた時には児童性虐待があったことを知らなかった」と主張し続けている。ペル枢機卿はメルボルンで特別調査委員会に証人として喚問されている。

 同委員会の証人席に座った被害者「BWE」は、10歳か12歳の頃の1983年、セント・パトリック大聖堂で教会で葬儀があり、ミサの侍者として式の用意をしている時に聖具保管室で、教区のフランク・マッデン神父がペル枢機卿に最近の様子を尋ねたところ、ペル枢機卿が、「ハハ、ジェリー(ジェラルド)がまた少年を犯しているようだ」と冗談口だったのを立ち聞きしたと証言している。

 また、「ペル枢機卿の言葉はショックだった。5歳の時に年上の少年達が、『ジェラルド・リズデールがお前の尻にバーディー(陰茎)を突っ込むぞ』と忠告していたからだ」と証言している。

 証人「BWE」はそれからすぐに侍者を辞めたが、その後セント・パトリック・カレッジで性虐待を受けたとしている。一方、当時、やはり侍者だった証人「BWK」は、BWEの証言は記憶にない、あれば忘れていないはずだとBWE証言を否定しており、1982年から1985年にかけて、大聖堂の主任司祭はモンシニョール・ノーランで、1980年代にはジェラルド・リズデールもほとんどバララットにいなかったとされている。
■ソース
George Pell accused of joking about Gerald Ridsdale’s abuse of children

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