パース警察官、暴力行使で有罪判決

十代女性投げ飛ばし指骨折させる

 オーストラリア国内でも時々警察官の過剰暴力が問題になるが、3月24日にはWA州パースの警察署勤務警官が署内で十代の女性に暴力を加えた事件で有罪の評決を受け、前科消滅付きで$2,000の罰金を言い渡された。

 ABC放送〔電子版)が伝えた。

 この警察官、スティーブン・トレウィン巡査長は、2013年8月25日、ノースブリッジ警察署内で被害者、カサンドラ・スワンさんを投げ飛ばし、スワンさんは顔面を強く打って腫れ上がった他、親指も骨折した。

 スワンさんは当時19歳で酔っ払っており、警察署に現れて、近くのナイトクラブを出た後で襲われたと訴えた。約30分署内にいたが、トレウィン巡査長に罵声を浴びせるなどした。トレウィン被告人は、「迷惑行為で同人を逮捕しようとしたところ同人が負傷した」と申し立てていた。しかし、アンドリュー・モーン簡裁判事はトレウィン巡査長が被害者を逮捕しようとしておらず、逆に警察署から追い出そうとしていたと判断した。「被告人が被害者の腕を取ったところ、被害者が被告人を2度叩き、被告人が被害者を床に投げ飛ばした。これは正当な行為とは言えない」と判断した。

 署内で被告人が被害者を床に投げ飛ばすところが署内の防犯ビデオカメラに捉えられており、判事は、「ビデオが証言している。被害者が被告人に暴力を振るったことは正当化できない。しかし、被告人の反撃は正当防衛の範囲を超えている」と判断した。また、罰金刑を科するにあたって、「トレウィン巡査長はふだんは良心的な警察官だ。被害者が被告人を自己防衛しなければならなくしたのだが、それに対する反撃が過剰だった」と述べている。

 警察官組合のジョージ・ティルベリー議長は、「女性が警察官に暴力を振るったのに、判事は警察官の防衛行為が過剰だったとした。判決には承服できない。控訴するつもりだ」と語っている。一方、スワンさんは廷外でトレウィン巡査長に謝罪したが、「もう少しやり方があったはず。床に投げ飛ばすというのはやり過ぎだと思う」と報道陣に語った。
■ソース
Perth police officer guilty of assault for throwing teen to ground, breaking her thumb

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