C型肝炎根絶に10億ドルの政府資金

「20年以内に安価な治療薬も実現」

 12月20日、連邦政府は、今後20年以内にC型肝炎を根絶するため、医学研究に10億ドルの研究助成金を計上すると発表した。医療専門家、患者は「まるで一足先にクリスマス・プレゼントを受け取ったよう」と歓迎している。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 同日付で連邦政府は、患者が安価にC型肝炎の治療を受けられるよう、新世代治療法4種を医薬品給付制度(PBS)に登録した。この制度登録で、10万ドルの治療費が、割引の受けられる患者の場合には$6.10で、一般患者でも$37.70で受けられるようになる。

 スッサン・レイ連邦保健相は、「2016年3月より、23万人の肝炎患者がこの制度を利用できるようになる」と語り、ヘパタイティス・オーストラリアのヘレン・ティレルCEOは、「大勢の患者が待ち望んでいた。これで将来の不安に終止符を打つことができる。新しい治療法を受けられるようになり、誰でも衛生的な注射器と針を手に入れられるようになれば、このC型肝炎も公衆衛生問題にはならなくなる」と語っている。

 医療グループも、現行の治療法は副作用も大きく、治癒率も低いことから、新しい治療法をPBSに登録するよう何か月も働きかけてきた。

 レイ大臣は、「新治療では、8週間から12週間の治療で治癒率も90%ほどにもなる」と語っている。

 C型肝炎は、血液を介して感染して肝臓を傷め、肝臓が炎症を起こし、肝硬変の原因になる他、最悪の場合、肝がんを引き起こし、死に至る。

 4種の治療法は、Sofosbuvir with ledipasvir (Harvoni)、Sofosbuvir (Sovaldi)、Daclatasvir (Daklinza)、Ribavirin (Ibavyr)となっている。
■ソース
Hepatitis C support agencies, experts dub $1b investment towards eradicating disease ‘early Christmas present’

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