NSW州の学校でドラッグ問題急増

新犯罪統計で実体が明らかに

 NSW州犯罪統計調査局が発表

 新しく発表されたNSW州犯罪統計調査局の統計数字発表で、2014年に毎日1件平均のドラッグ関係の事件が州内のどこかの学校で起きていたことが明らかになった。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 また、警察が関与した件数も377件と2003年以来最悪の数字になっている。また、事件の90%が授業時間中に起きている。

 事件の内容として、密売、使用、所持などがあり、2008年以来着実に増え、遂に6年で2倍の件数になった。しかし、青少年の非行防止運動「Youth Off the Streets」創始者のクリス・ライリー神父は、「実際の件数ははるかに多いはず。シドニー首都圏西部のメリーランズで進めているドラッグ・アルコール防止プログラムでも、過去3年間で就学期未成年のドラッグ使用が7%増大している。発見され、警察の対応があっただけでも380件で、この数字はごく一部。私たちの経験では実際にははるかに多いが、子供たちは上手にごまかす」と証言している。

 2014年の違反件数は州全域で10万人あたり5.2%だったが、2008年には2.4%だった。ただし地域によって大きく違いがあり、もっとも違反が多かったリズモアでは10万人あたり45件で、警察が関与しただけでも20件あった。件数で最大はショールヘイブンで22件だったが、人口10万人あたりでは22.7件だった。シドニー首都圏では、ペンリスとキャンベルタウンが10万人あたり5.9%で州平均を上回った。また、警察が関与した件数もペンリスで11件、キャンベルタウンで9件となっている。大麻の所持/使用は2013年から2014年にかけて州全体で17%増大している。

 ただし、事件は生徒や教師の関与した事件とは限らず、学外者の関わった事件も含まれている。教育省では、「省には厳重なドラッグ対策があり、学校がドラッグ事件に対応して行動しなければならない」と語っている。ライリー神父は、「学校や学校長の対応が十分ではない。全校にドラッグ、アルコール問題に対処できるカウンセラーを置くべきだ。また、ドラッグやアルコール問題に現実的に対処するカリキュラムが必要だ」と語っている。
■ソース
Drug-related offences in NSW schools skyrockets, new crime data shows

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