2015年の大気温、1880年以降最高

オーストラリアだけでなく、世界的傾向

 アメリカの国立科学機関、海洋大気庁(NOAA)の新データによると、2015年の世界的な気温が近代の気象記録始まって以来もっとも高温な年になっていた。2015年が1880年以来でもっとも暑い年になっただけでなく、前年の高温記録を大きく上回っていた。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 NOAAの報告書によると、「地球全体の大地と大洋の平均表面気温は20世紀の平均を摂氏0.9度上回って」いた。また、アメリカのNASAは、いくつもの人工衛星や気象ステーションを使って地球全体の気候を監視しているが、気温の高さでは2015年が近代の記録を作ったことを認めており、二酸化炭素やその他の人間活動による排ガスの大気中への放出が大きく関わっているとして、NASAのチャールズ・ボールデン氏も、「気候変動は我々の世代にとって大きな難問として立ちふさがっている。このデータを見た政策決定者は意を決して気候変動に取り組まなければならないはず」と語っている。

 また、21世紀に入って地球全体の気温の記録が4回破られた。NOAAの報告書では、「それまででもっとも気温の高かった1997年以来18年のうち16年が1997年より温暖だった」としている。

 特に例年を上回る熱さを感じたのは中米と南米北部、アフリカ東部と南部、太平洋北東部と赤道部もエルニーニョの影響を受けた。また、ヨーロッパ北部、南部、東部でも高温が観測された。アジア西部とシベリアの東部中部も同様だった。

 また、「気候変動懐疑論」にもある程度の根拠があると考える人達が設立した「バークリー・アース」というアメリカの非営利団体も先週には同様の結果を発表し、「気象記録史上初めて大気温が1850年から1900年までの平均気温を摂氏1度上回った」と報告している。
■ソース
Global temperatures in 2015 by far hottest in modern times, science agencies say

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