トランポリン・パークで子供の負傷続く

厳しい強制基準検査望む声挙がる

 シドニー大学の研究者の調査で、2012年から2017年までの期間、VIC、QLD、WA州のトランポリン・パークでゼロ歳から19歳までの年齢の児童、成人の負傷者は487人にのぼっていることが明らかにされた。この調査では他の州の数字、成人の数字が含まれておらず、実態はもっと悪いのではないかとみられている。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙が伝えている。

 トランポリンで前歯3本を折った少年の母親は、「パークのティーンネージャの従業員は、子供にどんな危険なことでもやらせており、安全説明も警告も何もなく、どんな正式な安全訓練も受けていないようだった」と語っている。

 トランポリン・パークの数は過去6年で80箇所を超えるまでになったが、海外では訴訟、脊椎損傷、死亡事故なども起きており、専門家は、早急に安全基準を義務化することを求めている。

 この調査報告の筆頭著者、シドニー大学の負傷疫学専門家、リサ・シャーウッド博士は、「基準草案は現在審査を受けているが、この基準適合が義務化されることは難しいかも知れない。残念ながら現実には何か重大事故が起きなければならないのかも知れない」と述べている。

 さらに、「現在、基礎的安全基準はひとつもないが、トランポリン・パーク経営者は基礎的な安全条件を守るべきだ」と述べている。

 オーストラリア・トランポリン・パーク協会(ATPA)に加盟しているのはトランポリン・パーク経営者の5分の1にしかならないが、ATPAでは、加盟メンバーには協会の行動規範を守るよう要求している。

 オーストラリア・ニュージーランド公衆衛生誌に掲載された報告によると、児童の負傷は男女で違いがなく、施設運営に問題があることを示している。負傷した児童の15%が病院に運ばれており、骨折、ねんざで、足、足首を負傷している。少数ながら首骨折や脊髄損傷もあり、その場合は重大な後遺症を残すことがあると述べている。

 連邦政府のマイケル・スカー副蔵相は、「負傷事故は深刻に考えている。スタンダーズ・オーストラリアが医療専門家と協力してトランポリン・パークの安全運営新ガイダンスを編成している」と答えた。
■ソース
Jump in trampoline park injuries sparks calls for mandatory standard

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