旦那はオージー「クリスマス編」

第49回
クリスマス編

【前回までのあらすじ】
極寒の北海道から、オーストラリアへ家族4人で移住。オージーの夫との一風変わった日常生活を綴っている。

オーストラリア人のクリスマス

オーストラリアのクリスマス・シーズンの始まりはとても早い。オーストラリアにおけるハロウィンはまだまだ認知度が低いため、ハロウィンの時期もそこそこに(早い店舗では)9月末ごろからクリスマス・グッズを販売し始める。

ハロウィンの売り場が“1”としたら、クリスマスの売り場は“100”くらいあるのではないかと思えるほど、クリスマスの商品は豊富で数多く取りそろえられている。

物価の高いオーストラリアだが、唯一安い物がクリスマス関連のグッズである。例えば、たった10~20ドルで高さ180センチ超のクリスマス・ツリーが購入できる。また、クリスマスの飾りも豊富で、より取り見取り。

私の義母(夫の母親)は、クリスマスが終わるとすぐに、セールになるクリスマス・グッズ(飾りや小さなプレゼント、クリスマス・カード、ナプキン、キャンドルなどの消耗品)をいつも購入し、1年後のクリスマスに備えていた。

さて、クリスマスと言えば一番の楽しみは「クリスマス・プレゼント」である。日本と違って、1人1個ではなくて、何個ももらえるのだ。

クリスマス・イブの夜にサンタさんがやって来て、枕元にプレゼントを置いてくれる日本のサンタさんとは違って、クリスマスまでの数週間前からクリスマス・ツリーの下には、それぞれのプレゼントの受け取り人の名前が書かれたプレゼントが山ほど置かれているのが常である。

私が初めて、クリスマスの時期にオーストラリアの友人宅を訪れた時、驚いたのが100個以上も置いてあるクリスマス・プレゼントだった。

誇張ではない。その家族は、従兄弟も含めて子どもが10人、大人だけで10人もいる大家族だったからだ。しかも、日本から遊びに来た私たちのためのプレゼントまで用意してくれていた(娘・息子と夫婦4人家族に対して、1人3個ずつプレゼントがあった)。

オーストラリア人ってすごい!と思った次第だった。

ちなみに、夫はクリスマスの数日前が誕生日なのだが、私が「誕生日とクリスマスのプレゼントは一緒で良いでしょう?」と言ったら、怒ったの何のって……。

「大人だからクリスマス・プレゼントはいらない」という日本の常識は、オージーの夫には通じないのだなあ、と分かった次第である。


ポップ登美子
北海道札幌市出身。オージーの夫と2人の子どもと共にノーザン・テリトリーに在住中。本紙コラムの他にも、「地球の歩き方」海外特派員などでのフリーランス・ライターや日本語ガイド、日本語教師としても活躍中。
Web: ameblo.jp/kangaroo777
www.facebook.com/miffy777/
ameblo.jp/darwin-japanese

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