漢字が伝える「思い」や「想い」

陰陽師・橋本京明の開運指南、「ラスト陰陽師」橋本京明が、毎日を笑顔で過ごせる開運方法を指南!

第33回
漢字が伝える「思い」や「想い」

日本語では、言葉を文章として書き表す時に「漢字」を使います。外国人が日本語を勉強する際につまずく点でもあると聞いたことがあります。

漢字は、日常的に使われる常用漢字だけでも2,160字もあるので、日本人でも使い方に迷うことがあるほどです。その数の多さは、話し言葉では表せなかったり感じ取れない気持ちを、漢字にすることで深く読み取ることができることに通じています。人の気持ちは複雑で数えることができないほどのものです。また、それは声に出せば同じ音でも、漢字にすると意味が違ってくる場合もあります。

例えば「かなしみ」という言葉でも「悲しみ」と「哀しみ」のどちらを使うかでニュアンスが違ってきます。「悲しみ」は現実的、直接的な表現であり、「哀しみ」は感傷的な表現に使うことが多いのです。人は人生の中でいくつもの悲しみにぶつかり、その悲しみが大きければ大きいほど心に深く傷として残ります。長い人生の中では誰もが声を上げて泣いたり涙が枯れるほど泣くこともあるでしょう。そうして生きている中で色々な「思い」が起こります。悲しみだけではなく憎しみや苦しみ、そして感謝や愛情。それは人と関わりながら生きている証とも言えるでしょう。

以前「森羅万象」のお話をしましたが、この世で起こるさまざまな苦しみも悲しみも全て受け入れて人は生きていかなければなりません。「悲しみ」は多くの人の支えや環境の変化や自分の力、そしてたくさんの時間の中でいずれは「哀しみ」になり静かに声なき涙へと変わっていくのでしょう。「おもい」という漢字も「思い」と「想い」があり、その違いは辞書にもある通りですが、現実的な「苦しい思い」や「悔しい思い」も、多くの人の支えや環境の変化、自分の力、時間の中で「まだ見ぬ遠くを想う気持ち」へと変わっていくのではないでしょうか。

頑張ることはとても大切なことですが、自分1人ではどうしても抱えきれなかったり乗り越えられないこともあります。今、先が見えないほどの悲しみ、苦しみを抱えている人は数多くいらっしゃいます。少し遠くを見て、いずれ先には今の「悲しい思い」が「哀しい想い」に変わることを信じて一緒に歩き出しましょう。



☆プロフィル
著者・橋本京明◎神官の家系に生まれ、幼いころから念視・予知、霊感・霊体験をし、小学2年生で四柱推命、紫微斗数、奇門遁甲などの占いを学び始める。その後、数々の寺院で修行。高校卒業後は会社に勤めながら占いの個人鑑定を開始し、2008年に独立。「ラスト陰陽師」としてメディアにも多数出演。現在は東京都にオフィスを構え、個人鑑定を行っている。

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