「墓じまい」や「改葬」と祖先の霊への感謝

陰陽師・橋本京明の開運指南、「ラスト陰陽師」橋本京明が、毎日を笑顔で過ごせる開運方法を指南!

第36回
「墓じまい」や「改葬」と祖先の霊への感謝

8月中旬、日本では先祖供養の一大行事である「お盆」を迎えます。以前にもお話しましたが、お盆の期間には祖先の霊が子孫や家族の元に帰って来るとされ、盆の入りには迎え火を焚いて祖先の霊をお迎えし、盆明けには送り火を焚いて送り出します。

お盆期間中は会社やお店も休日となるところが多く、学校は夏休み期間に当たります。祖先の霊を祀る宗教行事というだけでなく、国民的な休暇となり、大多数の人がお墓参りをするのが恒例ですね。

しかし近年、少子高齢化でお墓を継承する人は減り続け、お墓を閉める必要が生じることも。子どもがいない、跡を継ぐ人がいない、といった問題に直面している人が先祖代々のお墓に入れば、その後お参りする人がいないということになります。そして参拝する人のいなくなったお墓を放置しておけば、やがては草やコケが生え、お墓の石も傾いて、ご先祖様もさぞや嘆き悲しまれることでしょう。跡取りがいない場合は仕方がないですが、「お墓をどうするか」という問題は深刻で、お墓を自分の代で終わりにすることで、子孫繁栄を願って建立したご先祖様に対して申し訳ない気持ちになってしまいます。

その解決法として最近は、お参りの困難な遠方のお墓を閉めて、近くに永代供養墓を購入したり、お墓を完全になくして散骨など承継者のいらない供養法を検討する方も多くなりました。その際、避けて通れないのが「墓じまい(廃墓とも言います)」や「お墓の引っ越し(改葬)」です。今までのお墓が無くなるのは寂しい気がしますが、管理もできないままの状態が続くようであれば「墓じまい」や「改葬」は、ある意味責任感があり、家族や先祖のことをよく考えた決断とも言えるでしょう。ご先祖様に対し、自分の代で終わることをお詫びすると共に、感謝の気持ちを込めてお墓の片付けをさせて頂くことが「墓じまい」なのです。

後継者がいないなどの問題があれば、自分が元気なうちに何らかの方法を考えておく方が良いでしょう。なかなか決心のつかないことではありますが、心静かにご先祖様への感謝の気持ちを伝え、ご先祖様と自分の気持ちの対話の中で答えを見出すことができれば良いと思います。



☆プロフィル
著者・橋本京明◎神官の家系に生まれ、幼いころから念視・予知、霊感・霊体験をし、小学2年生で四柱推命、紫微斗数、奇門遁甲などの占いを学び始める。その後、数々の寺院で修行。高校卒業後は会社に勤めながら占いの個人鑑定を開始し、2008年に独立。「ラスト陰陽師」としてメディアにも多数出演。現在は東京都にオフィスを構え、個人鑑定を行っている。

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