ハロウィーンの起源に感じる先祖への心

陰陽師・橋本京明の開運指南、「ラスト陰陽師」橋本京明が、毎日を笑顔で過ごせる開運方法を指南!

最終回
ハロウィーンの起源に感じる先祖への心

ここ4~5年の間に日本では、10月になると街にハロウィーン仕様の飾り付けが目立ち仮装した人たちの姿もたくさん見られるようになってきました。イベントやパーティー感覚で楽しむ行事として日本に伝わってきたハロウィーンについて、私も興味を持ち調べてみました。

そもそもハロウィーンの元は、スコットランドやアイルランドを含むヨーロッパの大部分に住んでいた「ケルト人」と呼ばれる人びとの「サムハイン祭」で、日本の大晦日のような行事であったようです。その年の終わりを10月31日とし、翌11月1日が新しい1年の始まり。人びとの間では、10月31日の夜は死者の霊が家族を訪ねたり、異界から「精霊」や「魔女」が出てくると信じられていました。そこで異界の者から身を守るために、人間は仮面を被り、魔除けの焚き火を朝まで灯し続けたそうです。その後ケルト人の間にキリスト教が少しずつ普及するに伴い、サムハイン祭の形態が変わり、今ではアメリカで大々的に行なわれているハロウィーンになりました。

ハロウィーン(Halloween)の正式名称は「All Hallows’ Eve」。英語で「Hallow(ハロウ)」は「聖人」や「聖職者」という意味で、つまり「All Hallows’ Eve」は「諸聖人の前夜」となります。アイルランドやケルトの習慣ではキリスト教の普及以前から精霊を祭る夜のことを「ハロウ・イブ(Hallow Eve)」と呼んでいました。それが19世紀の移民によって北アメリカに持ち込まれ、「ハロウ・イブ」がなまって「ハロウィーン(Halloween)」になったということです。本来は宗教的な意味を持つハロウィーンの行事も伝わり方や国、文化によって変化したということでしょう。

日本ではお祭り行事として伝わったかのようなハロウィーンですが、元々は日本のお盆と節分を合わせたような行事で、先祖に対する感謝の気持ちと、年に1度は先祖に帰ってきて欲しいという願いが形になったものだということが分かりました。年の変わり目に邪気や悪い霊を払うという風習は、表現の仕方こそ違えど日本人と同じ思いであると親近感が沸いたのは私だけでしょうか。皆さんはどのような思いでハロウィーンを楽しまれますか?



☆プロフィル
著者・橋本京明◎神官の家系に生まれ、幼いころから念視・予知、霊感・霊体験をし、小学2年生で四柱推命、紫微斗数、奇門遁甲などの占いを学び始める。その後、数々の寺院で修行。高校卒業後は会社に勤めながら占いの個人鑑定を開始し、2008年に独立。「ラスト陰陽師」としてメディアにも多数出演。現在は東京都にオフィスを構え、個人鑑定を行っている。

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