【QLD】改装工事を終え、より魅力的になった クイーンズランド・ミュージアムへ行こう!②

ブリスベンCBDからビクトリア・ブリッジを渡った先にあるクイーンズランド・ミュージアム(以下QM)。QMは自然科学を中心にした博物館で、改修工事を経てより親しみやすく、より楽しめる博物館になった。オーストラリア並びにQLD州に関係の深い化石、鉱物、生物標本などの収蔵品が多いのが特徴で、展示物の種類は多彩かつ世界で唯一の貴重な物もある。また、入館料が無料(特別展、スパーク・ラボを除く)なので気軽に行けるのも魅力だ。子どもと一緒になって童心に帰るも良し、アカデミックな視点で見るも良し。博物館で知的好奇心を育んでみよう!(文=内藤タカヒコ)

① ムッタブラサウルス/クンバラサウルス/翼竜(アンハングエラ)/ディプロトドン
② アブロ・エビアン
③ ザトウクジラ
④ ミュージアム・ショップ

① ムッタブラサウルス/クンバラサウルス/翼竜(アンハングエラ)/ディプロトドン

ムッタブラサウルス

QLD州中部のムッタブラで発見された7~10メートルの草食恐竜。イグアノドンに似ているが、歯や顎は角竜(トリケラトプスのような恐竜の種族)の特徴を持っており、オーストラリアで独自に進化した。

翼竜(アンハングエラ)

アンハングエラは恐竜とは異なる爬虫類の種族に属し、鳥類が繁栄する以前の空の支配者。世界中に分布し、QLD州ではミスンガ、オージードラコといったアンハングエラに近縁な種の断片的な化石が発見されている。

クンバラサウルス

よろい竜のアンキロサウルスの仲間で、背中が装甲で覆われている種族の恐竜。発掘された状態(産状化石)で展示されている。通常、化石はそれぞれの骨がばらばらの状態で発見されるが、ごくまれに関節がつながった状態で見つかることもある。QMでの展示のようにほぼ全身が発掘されることは極めて珍しく、世界的にも非常に貴重な化石だ。

ディプロトドン

恐竜絶滅後の100万~6,000年前に繁栄した大型哺乳類(メガファウナ)の1種。ディプロトドンとは「2つの前歯」という意味で、世界最大の有袋類。全長3.3メートル、体重2.8トンで「サイと同じ大きさのウォンバット」と呼ばれ、生態もウォンバットに近い。

② アブロ・エビアン

チケット売り場の天井には複葉機が展示されている。これは1926年に初飛行した英国アブロ社の軽飛行機で練習や遊覧飛行などに使われた。 また、バート・ヒンクラーによって1928年2月7日~22日に行われた世界初のイギリス・オーストラリア間の単独飛行を成功に導いた実際の機体でもある。ヒンクラーはバンダバーグ出身でオーストラリア人パイロットの草分け的存在として有名。

③ ザトウクジラ

通路の天井には実物大のザトウクジラの親子の模型が展示されている。このように天井や壁面にも展示物があるので、見落とさないようにチェックしよう。

④ ミュージアム・ショップ

展示物と関連したおもちゃやグッズ、書籍が豊富にそろう。化石や鉱物といった実物も購入でき、来館記念だけにとどまらず科学心をくすぐるアイテムも多い。

① 哺乳類の頭骨コレクション
*Level 3は特別展の展示会場に利用され、10月9日(水)までNASA ヒューマン・アドベンチャー展が開催されている。また、Level 2の一部スペースも同展の会場となっている。

① 哺乳類の頭骨コレクション

レベル3へ向かう階段の踊り場にクイズ形式で展示されている。ゾウやイルカといったおなじみの動物も、骨だけになると一体何の動物か分からなくなる。何問正解できるか挑戦してみよう。

① ディスカバリー・センター
② ワイルド・ステイト

① ディスカバリー・センター

カウンターに博物館のスタッフが常駐し、考古学、古生物学、文化史、地球科学などの質問に答えてくれる。また実際に触れることができる展示も多い。随所にキャビネットが置かれ、引き出しの中には関連した収蔵品が収められている。見過ごさずに興味のある引き出しを開けてみよう。

② ワイルド・ステイト

地球上で最も生物学的に多様な場所と呼ばれるQLD州の生物を紹介するコーナー。アウトバック、熱帯雨林、海洋などに生息するオーストラリア独自の虫、魚、鳥、動物などを一堂に見ることができる。

エア・ロック
 エレベーターの扉は、QMでは写真の通り。宇宙船内に配置される空気遮断の「Air Lock」ドアと同じデザインが施されている。まるで船内にいるような演出がされていて、子どもたちに大人気だ。

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