第13回 サブクラス457ビザ制度の改定について(2)

敏腕弁護士ジョン・フラネリーの

オーストラリア・ビザ

ここだけの話

第13回 サブクラス457ビザ制度の改定に ついて(2)

先月号では2013年7月1日から施行されるサブクラス457ビザの新制度について簡単に触れました。

先月号でも述べましたように、サブクラス457ビザ制度の改定において、雇用者が正当に技術不足の埋め合わせをするために外国人労働者のスポンサーとなり、サブクラス457ビザを申請するのであれば心配することは何もありません。

しかし、オーストラリアの雇用者はいかなる場合にもオーストラリア人労働者を優先的に採用しなければなりませんので、2013年7月1日以降に新規でサブクラス457ビザを申請するのであれば、外国人労働者を雇う必要性について確実に証明できなければなりません。


つまり、オーストラリア人に雇用機会を与えてもなお求人が満たされなかった、また、技術労働者不足の解消策としてやむを得ず外国人労働者を雇用したという事実をしっかり主張するための証拠・証明書類をそろえることが重要となります。

また、サブクラス457ビザ保有者のスポンサーとなっている会社に対して、Fair Work Ombudsman(労働監査官)による定期的調査が入るとのことです。Fair Work Ombudsmanはサブクラス457ビザを保有する労働者に関して、ビザ申請時のポジションや職務内容に変化がないかどうか、また、そのポジションに見合った賃金が支払われているかどうかなどの調査をします。

そして、英語能力の面でも審査が厳しくなると思われます。これまでは、英語能力が欠けているビザ申請者に対して最低でも年間9万2000ドルのサラリーが支払われるのであれば、ビザ申請者は英語能力を証明せずにビザを取得することができましたが、今後は英語能力に関して、ビザ申請者は永住ビザを取得するための条件と同条件、またはそれに近い条件を満たさなければなりません。さらに、一定条件免除の高給金額も18万ドルから2 5万ドルへ引き上げられます。


ニュース/コミュニティー

プロフィル

ジョン・フラネリー
MBA Lawyers
コンサルタント、およびフラネリー弁護士事務所代表
(Jonathan Flannery)
President of Citizen’s Advice Bureau and Gold Coast Legal Service Inc
1983年弁護士認定(QLD&NSW)、移民・雇用両方の専門知識を要するビジネス・スポンサー・ビザを中心に移民アドバイスを提供している。twitterで最新ビザ情報を発信中。「aussievisalaw1」で検索!

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