大学新卒ではビジネス・ビザが申請できなくなったのは本当ですか

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ビザ

Q

今年の6月、大学でマーケティング・コースを修了し、オーストラリア国内でマーケティングの職歴を作りたいと考えています。ただ、ビジネス・ビザが新卒では申請できなくなったと聞きました。私が申請できるビザは何かあるのでしょうか。(20代学生=女性)

A

学生ビザをお持ちかと思いますが、2011年11月5日以降に申請した学生ビザが、初めてのオーストラリアでの学生ビザであれば、2年の卒業生ビザ申請が可能です。以下に、卒業生ビザについてご案内します。

卒業生ビザは、オーストラリアで就学した人がある一定の基準を満たせば申請できるビザです。申請は、コース修了後6カ月以内に、オーストラリア国内で行う必要があります。また、メインの申請者は、人生で1回のみ申請できます。

卒業生ビザには、以下の2つの種類があります。

Graduate Work Stream

同ビザは、サブクラス189の移民リストに載っている職においてのみ申請ができます。技術査定が必要で、勉強のコース内容は申請職に関連していなければなりません。ビザ期間は1年半です。

Post Graduate Stream

以下のオーストラリアでの卒業資格が必要です。

  • Bachelor degree
  • Bachelor (honours) degree
  • Masters by coursework degree
  • Masters (extended) degree
  • Masters by research degree
  • Doctoral degree

「Graduate Diploma」や「Graduate Certificate」など単独で、また「Certificate IV/III」では同ビザは申請できません。同ビザの場合、技術査定は不要です。ビザ期間は修了した学位によりますが、一般的なBachelorやMaster(コース・ワーク)修了の場合、2年のビザが出ます。

左記、両方のビザに共通する必要条件は、以下のようになります。

  • 申請時に50歳未満であること
  • 申請できるビザを所持していること(申請からさかのぼって、過去6カ月以内に学生ビザを持っていたことが必要)
  • 規定以上の英語力の証明ができること(IELTSなどの結果)

    英語試験には、IELTS、OET、TOEFL iBT、Pearson Language Tests、Cambridge English: Advanced (CAE) Testなどがありますが、IELTSの場合であれば平均6、各セクション最低5が必要です。

  • オーストラリアの勉強規定(2年の勉強)を証明できること

    オーストラリアで2年以上の勉強をしている必要があります。単位免除などを受けた人は、その分コース期間が短くなるので注意してください。

  • 健康状態、犯罪歴などで、規定をパスすること
  • 健康保険に加入していること

卒業生ビザの有効活用方法

卒業生ビザの申請により、以下のような可能性が生まれます。

  • Professional Yearコース(IT、会計、エンジニア職)で、独立移住ビザの点数を増やす。
  • 仕事をして、技術査定や州スポンサーの規定を満たす。

上記は一般的なご案内であり、各個人へのアドバイスとして使われるものではありません。ご自身の状況については専門家に相談することをお勧めします。

*オーストラリアで生活していて、不思議に思ったこと、日本と勝手が違って分からないこと、困っていることなどがありましたら、当コーナーで専門家に相談してみましょう。質問は、相談者の性別・年齢・職業を明記した上で、Eメール(npeditor@nichigo.com.au)、ファクス(02-9211-1722)、または郵送で「日豪プレス編集部・何でも相談係」までお送りください。お寄せいただいたご相談は、紙面に掲載させていただく場合があります。個別にご返答はいたしませんので、ご了承ください。


西尾 彩子(にしお あやこ)
Australian Visanet

UTS並びにシドニー大学卒業。教育、流通、航空業界での経験を経て、永住権取得後、移民エージェントとなる。豊富な社会経験を生かした確実・丁寧なコンサルタントに定評がある

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