昨年6月時点で6万人 10年で25%増

オーストラリア統計局(ABS)がこのほど発表した出生地別の人口データ(2025年6月1日時点)によると、日本生まれは5万9,280人と15年から24.6%増加した。ただ、総人口に占める割合はわずか0.2%にすぎない。
一方、日本の外務省によると、オーストラリアの在留邦人数(日本国籍を持つ長期滞在者と永住者の合計)は10万4,141人(24年10月時点)と米国に次いで2番目に多い。世界全体の海外在留邦人の8.1%を占める。赴任する企業の駐在員とその家族が多い。留学生や移住者にも人気が高い。
なお、ABSの日本生まれの数が約6万人、外務省の在留邦人数が約10万人と大きく乖離しているのは、集計手法の違いによると考えられる。
ABSの統計は、21年の国勢調査をベースとした推計値。国勢調査は国籍やビザなどにかかわらず、調査日時点でオーストラリアに滞在しているすべての人を対象にしている。サンプルが少ない日本人は、統計上の誤差が大きい可能性がある。
外務省の統計は、日本国籍を持つすべての人の在留届(長期滞在者と永住者の合計)を元に集計している。実態により近い可能性がある。
いずれにしても、日本からの視点で見るとオーストラリアは在留邦人が非常に多い国ではあるものの、民族グループの人口規模としては存在感がきわめて低いと言える。
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