レイノルズ国防相「あの嘘つき女」発言否定せず

ヒギンズ氏「連邦議会の男尊女卑風土の証拠」

 リンダ・レイノルズ国防相の下で働いていた元議会職員が、2019年3月に夜のレイノルズ大臣執務室で同僚の男性職員に強姦されたと訴えている事件で、レイノルズ大臣が女性を「あの嘘つき女(lying cow)」と罵っていたことが報道されたが、質問を受けたレイノルズ大臣は発言を否定しなかった。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 この女性、ブリッタニー・ヒギンズ氏は連邦議会で働くキャリアのために強姦を訴えなかったが、その後、連邦議会での仕事を諦めており、警察に公式に強姦被害を訴えた。

 ヒギンズ氏は、「昔の上司が陰で私のことを嘘つき女と呼んでいたと知って愕然とした。連邦議会の男尊女卑の腐敗した風土を示す証拠だ」と語っている。

 オーストラリアン紙の報道によると、ヒギンズ氏が強姦の主張を公開したことについて、レイノルズ国防相が複数の職員の前でヒギンズ氏のことを「lying cow」と呼んだとされている。

 ABC放送がレイノルズ上院議員に発言の事実について問い合わせたがレイノルズ議員は否定しなかったと伝えられている。

 ヒギンズ氏の弁護士がレイノルズ議員宛に信書を送り、「直ちに公開謝罪し、発言を全面的に取り消すよう」求めている。

 レイノルズ議員は声明を発表し、「オーストラリアン紙は、私の元職員の情報として、私が問題の発言をしたとする重大な主張を報道している。私はヒギンズ氏の性的暴行被害を疑ったことはない。しかし、元職員が伝えた内容は私が当時の事件を取り巻く状況に関するニュースについて発言したものだ」としている。

 スコット・モリソン連邦首相は、発言が不快でもともと許されることではないが、レイノルズ大臣はこの1週間ストレスにさらされており、しかも、自分の執務室というプライベートな場で行われた発言だ。しかし、それは言い訳にはならない」と発言している。

 レイノルズ大臣はすでにその職務への適性を疑う自由党同僚議員がおり、今回の発言でさらに厳しい状況になる可能性がある。
■ソース
Brittany Higgins says minister’s ‘lying cow’ slur is further evidence of Parliament’s toxic culture

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