国内3州がインドからの在外豪人救出フライト受け入れ

連邦政府、批判受けて「インドからの帰国」解禁に

 インドでは毎日何十万人ものコロナウイルス陽性者が出ていることから、スコット・モリソン連邦首相は、「インドからの帰国フライトを禁止する。他国経由でオーストラリアに帰国した者は懲役刑と罰金を科す」と発表し、グレッグ・ハント保健相のメディア・リリースにも明記されていた。

 しかし、国内で猛烈な批判が噴き出したため、モリソン政権は5月15日からインド滞在中で帰国希望者を帰国させるフライトを運航する計画を発表した。

 5月7日付シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が伝えた。

 インドでは173人のオーストラリアの児童が親の保護もなく立ち往生しており、モリソン政権の協力要請を受けたNSW、VIC、QLD3州がインドからのフライトを受け入れに同意している。また、SA、WA両州も受け入れの検討を進めている。

 モリソン政権は、インドからのフライト禁止を解除する5月15日より6月末までにオーストラリア国籍者と永住権者合わせて1000人ほどを帰国させたいと発表している。

 4月末、シドニーへの直行便とダーウィンへの救出チャーター便は、ホテル隔離中の陽性者が急激に増え、その過半数がインドからの帰国者だったことからバイオセキュリティ法に基づいて連邦政府が帰国フライト禁止を命令した。

 外務貿易省(DFAT)では、インド滞在中のオーストラリア人のうち、児童を含めて、脆弱者と登録されている950人を帰国させることに重点を置いている。

 5月7日午後、モリソン首相はナレンドラ・モディインド首相と電話で話し、モディ首相は、オーストラリア政府がインドに酸素濃縮装置、人工呼吸器などを贈ったことで感謝の意を表した。また、オーストラリアが一時旅行禁止を打ち出したことについてはインド側からは何の発言もなかったと伝えられている。

 インドからの帰国者受け入れに関しては、NTのハワード・スプリングス検疫隔離センターが拡張され、2000人を隔離収容する能力があるが、ポール・ケリー連邦主席医務官は、「問題は何人の感染者を隔離収容できるかだ」と語っている。
■ソース
NSW, Victoria and Queensland will take India flights as children left stranded

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