TAS州選出自由党古参連邦上院議員降格

次期選挙の当選順位枠で1位から3位に

 第二次世界大戦中、フランスのナチス傀儡ビシー政権にドイツ大使として務めていたオットー・アベッツ(戦後は戦犯)を大叔父に持つエリック・アベッツ氏は古参のTAS州選出自由党連邦上院議員で自由党内では超保守派として知られている。

アベッツ議員は古参議員としてこれまで影響力を振るっていたが、次期選挙に向けた上院選挙候補当選順位枠でこれまでの最上位から第3位に降ろされた。そのため、次期選挙で自由党が3議席を取らない限り、アベッツシの当選は見込めなくなる。

 5月8日付ABC放送(電子版)が伝えた。

 また、TAS州自由党の連邦上院議員候補順位は現役同僚のジョナサン・ダニアム、ウェンディ・アスキュー両議員の下になるが、ダニアム議員は、「次回選挙でも自由党が3議席を獲得する自信がある」と発言している。しかし、政治コメンテータは、この変化はTAS州自由党が世代交代を考えている証拠と見ている。

 TAS州自由党員67人がキャンベル・タウンで候補者選定会議を開き、これまで順位枠で1位だったアベッツ議員に代わって、林業漁業産業開発担当副大臣を務めるダニアム議員を1位に選んだ。

 TAS州自由党筋の情報によると、会議では当初、アベッツ氏がダニアム氏よりも支持を得ていたが、アスキュー議員支持票が再配分された結果、36票対31票でダニアム氏の1位が決まった。さらに、ダニアム氏支持者がアスキュー氏の第2位に投票し、35票対32票でアスキュー氏が2位に入った。

 政治アナリストのリチャード・ハー教授は、「第3位はかなり危うくなる。第3位は通常保守派が当選することが多いが、対立候補として誰が立つかで変わってくる。ダニアム氏が順位枠第1位に昇格したことはTAS州自由党が世代交代を望んでいることを示している。また、当選が見込まれる第2位にアスキュー氏を選んだことは自由党が女性議員確保を考えていることを示すものだ」と分析している。

 アベッツ議員は1994年に連邦上院入りし、2001年から2006年まで州担当特別大臣を務めた他、2006年から2007年までも大臣を務め、さらに2013年から2015年まではトニー・アボット連邦内閣で雇用担当相も務めている。
■ソース
Liberal Senator Eric Abetz loses top spot on Senate ticket to Jonathon Duniam

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