コロナウイルス拡大続くシドニーにワクチン追加配給

ロックダウン支援に連邦からワクチン30万用量

 シドニー都市圏東郊ボンダイから広まったデルタ株コロナウイルス感染は都市圏南西部で陽性者が出始めた段階でようやくグラディス・ベレジクリアンNSW州政府がシドニー都市圏を含む中部海岸からシェルハーバー、ブルーマウンテンまで広い範囲に2週間のロックダウンを宣言した。しかし、時既に遅く、ベレジクリアン州政権はさらに1週間の延長を決定したが、毎日30人前後の新陽性者が出る状態で、延長した1週間で感染が終熄するかどうかも見通しが立っていない。

 7月8日、連邦政府は、ロックダウンでコロナウイルス抑え込みを狙うNSW州政府を支援するため、現在蔓延している地区に向けてアストラゼネカとファイザーのワクチン30万用量を追加配給すると発表した。

 スコット・モリソン連邦首相は、この30万用量は現在感染が広まり始めているシドニー都市圏南西部での接種を目的としており、これまでにアストラゼネカ・ワクチン接種を受けた70歳以上の市民は1回目から8週間で2回目を受けるようにと指示している。また、このNSW州への追加配給でも他の州や準州への配給量には変化はないとしており、また、このワクチン接種は脆弱者を優先するようにと語っている。

 リバプール、フェアフィールド、カンタベリー・バンクスタウンなどの地方自治体域では70歳以上の人口の48%から51%がアストラゼネカワクチンを1回は受けており、モリソン首相は、「2回目は1回目から8週間ないし12週間の間、できれば8週間かそれ以降でも早めに受けるよう勧める。医学専門家も2回目は12週間でなくても、8週間でもかなり効力がある。しかも、アウトブレークが起きている地域の脆弱者が感染するリスクを考えれば早めに2回目を受けることも勧められる」と語っている。

 モリソン首相の事務所は、ABC放送の問い合わせに対して、「首相のいう医学専門家はポール・ケリー主席医務官のアドバイスのことで、大シドニー地域にのみ適用される判断だ」と説明している。

 国内ワクチン問題諮問グループのAustralian Technical Advisory Group on Immunisation (ATAGI)は、「アストラゼネカ・ワクチンは2回の接種の間隔を12週間で最大の効力が得られ、短くなるほど少しずつ効力が下がっていく。しかし、状況により最低4週間まで認められる」と述べている。
■ソース
Federal government to supply NSW with 300,000 extra COVID-19 vaccines

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