新陽性者拡大とどまらず、ロックダウン延長も視野に

感染が憂慮される商業施設も急増の一途

 シドニーの東郊ボンダイから始まったデルタ株コロナウイルス・アウトブレークは毎日の陽性者発生数が拡大の一途で、しかも感染して感染力のある時期に各地の商業施設を出入りするケースが増えており、買い物客同士の間で感染が爆発的に増えることが懸念されている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 7月9日、グラディス・ベレジクリアンNSW州首相は、「コロナウイルス・アウトブレークの状況が大きく変化しない限り、ロックダウンを3週間からさらに延長しなければならない事態も考えられる」と語った。

 7月8日午後8時までのNSW州の新陽性者は44人にのぼっており、6月16日にボンダイからアウトブレークが始まって以来1日の新陽性者数としては最大になった。そのうち27人が市中感染で、デルタ株に感染したある女性は、「少なくとも15人の知人が感染している」と語っている。

 ベレジクリアン州首相は、「この27人が感染力のある時期に市中を出歩いていた事実が憂慮される。この数字は今後数日の間、感染者だけでなく、感染のおそれのある状態にさらされた人の数が今後ますます増えていくことを意味している」と語った。

 ベレジクリアン政府は東郊での発生から9日後の6月25日にシドニー市を含めた周辺4自治体域にロックダウンを発令したが、翌日には大シドニー、中部海岸、ウロンゴン、シェルハーバー、ブルーマウンテンの各地域に広げられた。2週間の予定のロックダウンは7月9日に解除されるはずだったがその条件となる新感染者の減少は起きず、毎日30人以上が陽性と判定される状況になっている。

 しかも、きわめて感染力の強いコロナウイルス・デルタ株がシドニー都市圏に根を下ろしたことが明瞭になるとロックダウンはさらに1週間、7月16日まで延長された。ベレジクリアン州首相は現在のアウトブレークが7月16日までにおさまらず、さらにロックダウン4週間目に入ることも想定している。

 ベレジクリアン州首相は、「ワクチン接種者が人口の大多数になるまで、ウイルスと共存する贅沢はあり得ない。その選択肢はまだあり得ない」と語っている。
■ソース
Sydney lockdown likely to be extended after ‘shocking’ COVID numbers

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