州政府、州境再開を求める圧力の高まり受ける

コロナウイルス防疫と経済活動の板挟み

 社会規制の段階的緩和が始まっている現在、各州政府は州境再開を求める圧力を受け始めている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 全国閣僚会議の基本保健諮問委員会は、国内州境閉鎖を勧告したことは一度もないと言明しており、州・準州は州境・準州境の閉鎖を解除し、国内の自由な往来を認めるよう圧力を受けている。

 QLD、WA、SA3州と北部準州(NT)は、コロナウイルス危機のさなかに州境・準州境を閉鎖し、州民・準州民以外の通行を禁止したり、14日間の自己隔離を義務づけたりしている。

 しかし、連邦全体で3段階のコロナウイルス規制緩和が現実問題になり始めている現在、州境・準州境問題はもっとも議論の多い問題になってきている。

 以前、スコット・モリソン連邦首相が、「7月の学校休みの頃までには国民が自由に州境や準州境を越えられるようになることを期待する」と語っていたが、NSW州のグラディス・ベレジクリアン州首相は、他の州・準州に対して、「なるべく早い時期に州境・準州境の閉鎖を解くよう」求めている。

 連邦のポール・ケリー副主席医務官の発言として、州境・準州境閉鎖を勧告したことはないと言明しており、さらに、新感染者が大幅に減っている現在、州境閉鎖も考え直すべきではないかと語っている。

 ケリー副主席医務官は、「州境が閉鎖された時と今では感染状況が大幅に変わっている。もう州境・準州境の閉鎖を解くべき時ではないか」と語っている。

 この発言を受けて、アナスタシア・パラシェイQLD州首相は、「9月前に州境閉鎖を解くことは考えられない」と語っており、ただし、WA、SA、NTなどの州・準州の住民に限り相互に往来できるようにすることも考えている。NSW、VIC州ではまだ新感染者が出ており、両州との往来はもう少し後になるだろう」と語っている。

■ソース
States under pressure to reopen borders closed in a bid to contain coronavirus

新着記事

新着記事をもっと見る

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る