シドニー・ノースショアのウールワース、コロナウイルス警戒

レストラン、喫茶店などでもクラスター広がる

 シドニー地域ロワー・ノースショアのウールワース・スーパーマーケットにコロナウイルス陽性患者が来店したことが明らかになり、同店では安全を確保するために必要な措置をすべて取っていると発表した。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が伝えた。

 ウールワース広報担当者は、「NSW州保健局から、7月27日にコロナウイルス陽性が確認されている客がクロウズ・ネストのウールワースに来店したとの連絡があった。コロナウイルス患者は同日(月曜日)、午前9時から10時30分までセント・レナーズのフィットネス・ファースト・ジムでワーク・アウトした後に同店に来て午前10時30分から11時まで店内にいた」と語っている。

 7月30日、ポッツ・ポイントの「ジ・アポロ」レストランでさらに4人が陽性と判定された。ポッツ・ポイントではタイ・ロック・レストランでも陽性者が出ており、ポッツ・ポイントの陽性者数は11人になった。

 クロウズ・ネストのウールワースに来店した人物は7月25日にジ・アポロに来ており、28日に体の不調を訴えた後、29日にウイルス検査を受け、30日に陽性が確認されたもの。

 ウールワース広報担当者は、「NSW州保健局では、同店の買い物客や従業員が感染するリスクは低いと伝えているが、ウールワースは地域住民の安全と健康を最優先に考えている。当社は食品小売店であり、そのため、清潔衛生では非常に高い水準にあり、人が触れる部分は常に清掃消毒を行っている。クロウズ・ネスト店ではこれからも安心して買い物していただけ、また働けるよう確信している」と語っている。

 NSW州保健局の発表によると、7月22日にNSW州南部山岳地帯のスキー場、ペリッシャーの下水処理施設の汚水サンプルを採取、検査を行ったところコロナウイルスを検出している。しかし、同地域で陽性患者は発生していない。感染者は発症後4週間はウイルスを排出し続けることが分かっており、以前に発病した者からウイルスの断片が排泄された可能性がある。

 シドニー地域ではウェザリル・パークとポッツ・ポイントのレストランを中心としたクラスターで陽性者が増え続けているため、ジェレミー・マカナルティ副主席医務官が、過去2週間の間に同地域に住んでいた者も訪れたことのある者もコロナウイルスの症状が少しでも感じられたら直ちに検査を受けるよう呼びかけている。

 カソリック・スクールのクラスターも陽性者が増え続けている他、シドニー地域北西部パークリーの矯正センター(刑務所)で受刑者1人が陽性と判定されており、州内の刑務所の受刑者としては初めての陽性者になった。この受刑者は最近にVIC州からNSW州に来ており、交通違反で保釈を却下されて7月26日に入所していた。陽性判定を受けて同受刑者はシルバーウォーターの刑務所病院に移された。

 QLD州で陽性判定を受けた3人のうち、メルボルン滞在などで虚偽の申告をして訴追されている19歳の女性2人は、シドニーで飛行機を乗り継いでおり、その際にポッツ・ポイントのジ・アポロ・レストランで食事を取っている。そのため、ジャネット・ヤングQLD州主席医務官は、「3人の自宅なども検疫隔離することを決定した」と発表している。

 8月1日午前1時より、シドニー大都市圏の住民はQLD州入域を禁じられることになっている。
■ソース
Woolworths in Crows Nest reports COVID-19 customer as Sydney cluster grows

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