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健康状態や病気のデータも流出 顧客情報少なくとも400万人分

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民間健康保険「メディバンク」

 サイバー攻撃で顧客情報が流出したオーストラリアの民間健康保険大手「メディバンク・プライベート」は26日、少なくとも400万人分のデータが盗まれたことを明らかにした。公共放送ABC(電子版)が伝えた。

 同社の調査結果によると、メディバンク、傘下の「ahm」、海外留学生向け保険のすべての顧客データが盗まれたことが判明した。情報がどのような経路で流出したかは分かっていない。

 今後の調査結果次第では、データが流出した顧客数がさらに増える可能性があるとしている。被害を受けたことが分かっているのは、契約中の現行の顧客約400万人分。法律に基づいて一定期間保存することが義務付けられている過去の顧客データについては、被害数の把握すらできていないという。

 オーストラリアでは、通信大手「オプタス」やネット通販「マイディール」など大手企業のデータベースから、サイバー攻撃によって顧客情報が盗まれる事件が相次いでいる。今回、メディバンクから流出したデータには、氏名や連絡先だけではなく、顧客の健康状態や病気などセンシティブな情報が含まれており、ハッカーによる悪用が懸念されている。

■ソース

Medibank says all customers’ personal data compromised by cyber attack(ABC News)

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