中国スパイ艦をカメラが捉えた! オーストラリア北東部沖のEEZ内に展開

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豪米主催の多国間軍事演習に合わせて諜報活動

オーストラリア北東部クイーンズランド州沖を航行する中国の「東調級情報収集艦」。手前はオーストラリア空軍の哨戒機「P-8Aポセイドン」(Photo: Department of Defence)

 オーストラリア国防軍はこのほど、同国北東部クイーンズランド州沖の排他的経済水域(EEZ)内を航行する中国人民解放軍のスパイ艦「東調級情報収集艦」の画像(上)を公開した。

 この海域に近いショールウォーターベイなどでは、米国とオーストラリアが主催し、日本、韓国など合計13カ国から約3万人が参加する大規模な多国間共同演習「タリスマン・セイバー」が8月4日まで実施中。中国艦は同演習の情報を収集するため、オーストラリア沖まで南下してきたと見られる。

 海洋進出を加速させる中国に対し、結束を深める日米豪などの西側陣営。安保対立が強まる海上での邂逅となったが…。





 オーストラリア陸軍のグレッグ・ビルトン共同作戦司令官は公共放送ABC(電子版)に次のように述べた。

「私たちから情報収集艦に合図を送り、丁寧な返信があった。通常の国際海域での遭遇と同じだ。彼らは積極的に情報を収集し、私たちはそれに対処する。彼らに明かすことができない情報もあるが、私たちには演習のセンシティブな情報を渡すことなく力を行使できる手段がある」

 EEZ内では外国艦船の自由な航行が認められており、中国艦がオーストラリアの領海に侵入しない限り、国際法上の問題はないという。中国は2017年以降、2年に一度行われている同演習に合わせて毎回、艦船を展開。22年にも、オーストラリア北西部沖に東調級を航行させるなど近海での情報収集活動を積極的に進めている。

■ソース

First image emerges of RAAF’s encounter with Chinese spy ship during Talisman Sabre(ABC News)





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