メルボルンで「暴動マスク禁止法」初適用の逮捕者

警察隊、示威行動の右左翼グループを分離

 9月17日、メルボルン市内で「ビクトリア州に安全を」と主張する右翼約50人のグループと右翼の示威行動に反対するグループがそれぞれ示威行動を行い、暴力衝突を警戒するVIC州警察が双方を警官隊と障害物で隔てた。そのさなかに、「顔を隠している覆面を外す」ことを警察官に命じられた男が拒否したため、逮捕された。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 右翼団体はユダヤ人活動家の主催でVIC州議会の前で示威行動を行い、警官隊と障害物を挟んだ反対側に左翼グループが「民族差別に反対」を主張して集まった。

 双方がハンドマイクを使ってシュプレヒコールを叫び、互いに相手を上回る大きさで相手の言葉をかき消そうとした。警察は双方のグループから各1人を逮捕した他、「反人種差別主義」グループで顔の下半分を隠す覆面をしていた男一人が逮捕された。

 ユダヤ人活動家のアビ・エミニ氏は、「ならず者のグループが商店に入ってきて盗みをしていく。誰でも、安心して商売をする権利があるはずだ。暴力犯には刑期下限を求める。暴力犯には保釈なしを求める。自分達は平和な抗議行動をしている」と語っている。

 しかし、「民族差別とファシズムと戦うキャンペーン」と名乗る左翼グループは、「現実にはエミニ氏は憎悪を煽っている」と語っており、グループのアナキストを名乗る青年は、「今日の集会では暴力は使わない。しかし、右翼の抗議行動は、アフリカ出身移民の若者その他の移民コミュニティを標的にしている。主催者のアビ・エミニはフェースブックや他の宣伝でも問題はアフリカ人の若者の犯罪を問題にして、彼等を国外追放することを要求している」と語っている。

 メルボルンでは右左翼が暴力衝突することは何度かあり、9月13日から、抗議行動や集会で覆面で顔を隠している者を警察が逮捕できる法令が発効している。
■ソース
Rival groups face off in Melbourne as police test new anti-mask laws

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