「アボットは政界引退を」と地元有権者

自由党安定地盤での世論調査結果

 保守連合自由党議員団の投票で自由党党首と連邦政府首相の座を追われ、バックベンチに降りたトニー・アボット前首相に対して、同氏の選挙区でも、「2016年の任期切れとともに政界を引退し、優れた後進に道を譲る」よう求める声が大多数に達していた。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 タンブル首相の背後でアボット氏や党首交代劇に不満な勢力が発言し、保守連合内の不協和音が大きく聞こえている時期、オーストラリアン・インスティチュートの委託でリーチテル社が実施したワリンガー選挙区有権者を対象とした世論調査で、65%の回答者が、「アボット氏の時代は終わった」と考えていることが明らかになった。

 それだけでなく、後継のマルコム・タンブル首相の政権でも多難な前途が予想され、税制改革の柱として打ち出された、「所得税削減の財源として現行10%の消費税を15%に引き上げる」案も、支持は40%、これに対して反対派46.5%。分からないは14%に過ぎなかった。

 また、保守層は「気候変動に懐疑的」という通念を破り、回答者の75%近くが、「2030年までに100%再生可能エネルギーで発電」を求めていることが分かった。今年、労働党のビル・ショーテン党首は、「2030年までに50%を再生可能エネルギーで」と計画しており、これに対して、政府与党は、「50%は非現実的で、経済を破綻させかねない」と反対している。

 アボット議員の選挙区の743人の有権者を対象にしたこの調査で、50.9%がアボット氏引退を支持し、アボット氏が引退すれば自由党に投票するという回答者が36.7%、支持政党は変わらないという回答が45.8%だった。
■ソース
Tony Abbott should go, say most voters in his electorate: poll

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