タンブル政権の政策に中国政権噛みつく

「外国人の政治献金禁止で内政干渉排除」

 先頃、マルコム・タンブル保守連合政権は外国人の政治献金を禁じ、それによって外国政府が秘かに内政に干渉することを防ぐ法案の考えを発表していたが、タンブル首相ら政治家やメディアから何度も名指されていた中国政権がタンブル政権を非難する発言を行った。これに対してタンブル首相も反論するなど、論戦が続いている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 今週に入って、タンブル首相は、中国の共産党がオーストラリア内政に影響しようとしているとする懸念を表明していた。それに対して中国側が苦情を挙げたが、タンブル首相は異例の強い言葉で苦情を拒否した。

 タンブル首相は中国語と英語を交互に使い、「1949年に中国人民が立ち上がり、近代中国の礎を築いた。それは統治権の主張であり、国に対する誇りの表明であった。同じようにオーストラリア人民も立ち上がり、同じように統治権を主張する」と語った。

 12月5日に新反スパイ法制を発表したタンブル首相は、「中国がオーストラリア内政に影響力をふるおうとしている。しかし、法制では特定の国を意識するつもりはない」と語っている。

 中国側はその発言を個人的な非難として受け取り、中国政府外交部の耿爽報道官が、「首相発言は中豪関係を毒するものだ。タンブル首相が、中国共産党の干渉というオーストラリア・メディアの報道を引用したのにはショックを受けた。そのような無責任な報道はオーストラリア・メディアなら無原則で中国に対する偏見に満ちているから分かるが」と語っている。

 オーストラリア戦略政策研究所のマルコム・デービス防衛アナリストは、「中国政府は、内政干渉問題について苦情を言うことでオーストラリア政府を威嚇しようとしている。中国政府がオーストラリア政治に浸透し、操ろうとしているという考えには根拠がある」と語っている。
■ソース
Malcolm Turnbull declares he will ‘stand up’ for Australia in response to China’s criticism

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