ASEAN会議にアジア諸国の人権侵害抗議の人々

数百人がシドニー・タウンホール広場で集会

 3月17日、シドニーで開かれているASEAN会議に東南アジア諸国の首脳が集まったが、この地域は多くの国が国内で人権侵害問題や民族迫害問題を抱えており、各国からの難民・移民のオーストラリア市民ら数百人がシドニー・タウンホールの広場で抗議集会を開いた。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 抗議集会にはベトナム、カンボジア、ラオス、ビルマ、フィリピンなどの出身者が集まり、カンボジア出身者はフンセン長期独裁政権、ビルマ出身者はロヒンギヤ・ムスリム少数民族迫害、フィリピンはドゥテルテ大統領の人権侵害政策などそれぞれテーマは違っていても、ASEAN初日に東南アジア諸国の人権侵害問題がなおざりにされることに危機感をいだいている。

 カンボジアの場合には、ASEAN直前にフン・セン首相が、「シドニーで自分の人形を焼く者がいれば自宅までおしかけてぶん殴ってやる」と発言したため、オーストラリアの言論の自由を無視した発言として反発が出ており、この日も、2年前にカンボジアで暗殺された活動家の妻が集会に参加し、訴えた。

 また、ビルマのアウンサンスーチー外相が参加したことについても、かつてビルマの民主化運動の象徴としてノーベル賞も受けた彼女がビルマのロヒンギャ・ムスリム少数民族迫害について何の発言もしないことに対して「アウンサンスーチー・ゴーホーム」の声を挙げている。この日、2009年に難民としてオーストラリアに渡ってきたロヒンギャのハビブ・ウラーマン氏は、「わずか2,3か月の間にビルマ軍の攻撃で90%以上のロヒンギャンが隣のバングラデシュに逃れ、43,000人が殺害された。それに対して何の発言もないアウンサンスーチーは民主化のリーダーではない」と語っている。

 ベトナム難民のバンドゥン・グィン氏は、「ベトナムには自由がない。ベトナムに真の民主主義を求めている」と語っている。
■ソース
Hundreds gather in Sydney during ASEAN to protest against human rights abuses

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