サブクラス457ビザ申請の審査時間の長期化を避ける方法は?

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Q 最近サブクラス457ビザ申請の移民省における審査時間が長くなっていると耳にしたのですが、この時間を短縮する手段はありますか。
(39歳会社員=男性)

A 移民省のウェブサイト上での現在のサブクラス457ビザの審査時間は4~9カ月間と、以前に増して長期化しており、多方面の問題となってしまっています。

まずは対策としては、スポンサー会社による優先処理要請(Priority processing request)提出することです。ビザ申請者の早急な雇用確保の必要性証明が必須となります。

あるいは、認定スポンサー(Accredited Sponsor)となることです。移民省への全必要書類提出からわずか24~48時間で結果が出ます。最近資格規定が緩和され、有効期間中のスポンサーシップをお持ちでも申請が可能であり、有効期間は通常の5年間ではなく6年間となります。また、Accredited Sponsorには4種類ありますが、今回は特に日系企業に該当すると考えられるカテゴリー3、あるいは4について説明します。

カテゴリー3:457プログラム利用頻度が低く、オーストラリア人(市民・永住)の従業員率が高い(最低90%)
●上場会社、あるいは個人会社で直近2年間の年間売上高が400万ドル以上ある。
●直近の2年間、サブクラス457ビザの有効なスポンサーである。
●モニタリングにおいて不利な結果を得ていない。
●認定申請直近2年間において、少なくとも1人のサブクラス457主申請者のスポンサーをしている。
●直近の2年間の不認可率が3%以下である。
●オーストラリア国内の従業員が、90%以上オーストラリア人(市民・永住)である。
●全てのサブクラス457ビザ保持者(職業が免除の対象でない限り)が、国家雇用基準上の、最小限の雇用権利を含む書面での雇用契約を結んでいる。
●オーストラリア人の従業員全てが、労働協約、または事業内全ての職業の現在の市場給与レートを反映した内部報酬表に基づいて支払いがされている。
●全ての事業活動詳細を移民省に提出している。
●社長、あるいは取締役の詳細を移民省に提供している。

カテゴリー4:457プログラム利用頻度が高く、オーストラリア人(市民・永住)従業員率が適当である(最低75%)
下記2つ以外は、カテゴリー3とほぼ同様。
●認定申請の直近2年間において、少なくとも10人のサブクラス457主申請者のスポンサーをしている。
●オーストラリア国内の従業員が、75%以上オーストラリア人(市民・永住)である。

また上記に加え、2017年7月1日より16歳以上の全てのビザ申請者は、過去10年間に12カ月以上滞在経験のある全ての国からの警察証明を提出、日本国内で申請する日本の警察証明については移民省からの要請レターが必要となります。ただし、ビザ申請前に移民省に発行を要請することができます。

なお、上記は現行の移民法規を基にした一般的なご案内で、必ずしも全ての方に当てはまるとは限りません。ご不明な点は、移民コンサルタント、あるいは移民省へお問い合わせ頂くことを、強くお勧めします。


エイドリアン・フェルトン(Adrian Felton)

弁護士(ソリシター)/ 移民コンサルタント。スタッフソリューションオーストラリア。移住手続認定代行業者登録番号(Migration Agent Registered Number):MARN 0105680。マッコリー大学で法学の学士号を取得後、移民、法律の分野で10年以上の経験を積む。現在、スタッフソリューションオーストラリアで、日系企業や幅広い層の個人のお客様のビザ申請を代行している。

*オーストラリアで生活していて、不思議に思ったこと、日本と勝手が違って分からないこと、困っていることなどがありましたら、当コーナーで専門家に相談してみましょう。質問は、相談者の性別・年齢・職業を明記した上で、Eメール(npeditor@nichigo.com.au)、ファクス(02-9211-1722)、または郵送で「日豪プレス編集部・何でも相談係」までお送りください。お寄せいただいたご相談は、紙面に掲載させていただく場合があります。個別にご返答はいたしませんので、ご了承ください。

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