7月のオークション状況とグローバル不動産透明度

不動産のプロに聞く 豪州不動産事情

第74回
7月のオークション状況とグローバル不動産透明度

シドニーでは、6月から50%前後と低いオークション落札率を記録しており、7月に入っても回復傾向は見られず、7月2週目のオークション落札率は46.9%まで下がりました。しかし、3週目の予備的落札率は61.32%となり大きく回復傾向となりました。

シドニー以外の主要都市も上昇傾向にあり、ここ数週間は50%前半だった全国平均も60%近くに上がると予想されています。ただ、それでも昨年同時期ほどの数値には至っていません。再びオークションにかけられる物件数が増えると予想されている春ごろまでは、オークション落札率が回復するのか否かの判断が難しいとされています。

総合不動産サービス会社「ジョーンズ・ラング・ラサール」(以下、JLL)の「グローバル不動産透明度インデックス2018」が発表され、オーストラリアはアジア太平洋地域で最も不動産透明度が高く、世界でも2番目に高い市場となっています。JLLによる指数は2年ごとにまとめられ、市場データの可用性、ガバナンス、所有権、規制や法律の環境などの要因を分析して測定されています。

JLLオーストラリアの最高経営責任者は、「透明性と国境を越えた投資活動との間には強い関係がある」と述べ、「透明性は、多様な経済、人口の増加、市場のファンダメンタルズを補完する上で、オーストラリアへの投資における重要な要素の1つだ」と言います。

オーストラリアの堅実な投資には、オフショア資本のレベルの高さが関係しており、2018年上期、外国人投資家はオーストラリア商業用不動産市場への投資の33%を占めていました。

2018年のグローバル不動産透明度インデックスは100の市場をカバーし、186の指標に基づいている
2018年のグローバル不動産透明度インデックスは100の市場をカバーし、186の指標に基づいている

スターツ・インターナショナル・オーストラリア
取締役シドニー支店長
寺田環

NSW州不動産業者免許(フル・ライセンス)所持

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