今月の不動産の見通し

豪州不動産事情

不動産のプロに聞く 豪州不動産事情

第36回

今月の不動産の見通し

4月はイースター・ホリデーもあり、長期休暇を取る人も多かったので、その前後は不動産の動きが静かになると予測されていました。しかし今年は銀行金利も低いことや、まだまだ不動産価格の上昇が見込まれていると言われているので、買い主にとってみれば休む暇なく不動産探しをしていたように見受けられます。

オークション落札率は今月ずっと80パーセント以上を更新し、先週は3月にさかのぼっても88.9パーセントの落札率を記録しました。ノース・エリアの落札率が高く、その中でもローアー・ノース・ショアーが98パーセントの落札率、ノーザン・ビーチーズが91.2パーセント、アッパー・ノース・ショアが89.6パーセントと、オークションに出たほとんどの物件がほぼ落札されているような状態です。

アンザック・デーがある4月25日土曜日は比較的オークション物件は少ないですが、5月の1週目は約700物件がオークションに出る予定です。

オーストラリアの景気は、資源業界が低迷している中、不動産や建築業が現在の経済を支えていると言われており、特にニュー・サウス・ウェールズ(NSW)州は圧倒的に今後の新規開発物件が多く見込まれています。

また不動産価格においても、NSW州は上昇が続き、強気なマーケットが続きそうですが、西オーストラリア(WA)州は不動産価格の低迷が続くようです。ビクトリア州はメルボルン周辺の新規開発案件が多く見込まれているため緩やかですが、上昇は続くと予想されています。

クイーンズランド州は、WA州までの落ち込みは予測されていないですが、停滞気味です。ブリスベン周辺は新規開発案件の建築ラッシュが続いており、価格も上昇を続けています。しかし、州別でみるとこちらも資源業界が低迷しているため、景気停滞は不動産にも影響を与えていると言えそうです。


豪州不動産事情

 

スターツ・インターナショナル・オーストラリア
取締役シドニー支店長
寺田環
NSW州不動産業者免許(フルライセンス)所持

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