法律相談室/QLD州CTP保険会社に対する賠償請求の実例

知ってると知らないでは大違い!
日豪プレス 法律相談室

第56回 QLD州CTP保険会社に対する賠償請求の実例

今回は、過去に弊所が顧客(日本人を含む)に代わり解決した、賠償請求の実例を幾つか紹介したいと思います。以下の表をご参照ください。全ての実例において、顧客が負った費用(診察・治療・リハビリ・通院のための交通費など)の実費は、CTP保険会社から弊所を通し、早急に顧客に支払われた(返済された)か、賠償請求解決時の賠償金の一部として支払われました。

ただし、以下はあくまでも参考例です。目安の1つとしてご覧ください。たとえ同様の事故で同様の傷害を負ったとしても、ある人が受ける事故の影響は、別の人とは全く異なります。そのため、賠償請求ごとに賠償金額が異なることをご理解ください。

被害者 事故の詳細 傷害のタイプ 事故で負ったけがの影響 賠償金額(豪ドル)※
40代女性
(日本人=オーストラリア永住者)
一時停車中、後続車に追突された。 むちうち(首と腰の軟部組織、損傷)。 事故当時、勤めていた会社での仕事を続けることができたが、シフト通りの勤務や残業ができなくなった。 4万ドル(約328万円)
40代男性 トラック運転手・警備員として勤務。トラック走行中に後続車がスピード追突。 むちうち(主に首の損傷、加えて背中上部・左肩腕の損傷)。事故後、うつ状態に。 事故後、元の仕事に戻れたが、後遺症の痛みや動作の制限によって仕事に支障を来した。事故以前と同じレベルで残業ができなくなったり、首を動かすと痛みや不快感が生じ、以前と同様に運転ができなくなった。 6万7,450ドル(賠償金)+7,185ドル(治療・リハビリ費)(計約612万円)
40代女性
(日本人=オーストラリア永住者)
一時停車中、後続車に追突された。 むちうち(首と左肩の軟部組織の損傷)。うつ(精神的ダメージ)、慢性痛。 負傷による持続的な痛みや動作の制限によって、仕事や歯科助手になるための勉強を続けられなくなった。 25万ドル(賠償金)+7万5,000ドル(法的費用の一部)(計約2,665万円)※弊所で手続きを行う前、CTP保険会社が提示した賠償金額は1,800ドル
30代女性
(日本人=ワーキング・ホリデー)
乗っていた古い車がコントロールを失い、木に激突。 むちうち(首と腰の損傷)。精神的ダメージ(運転に対する恐怖心)。 保険外交員の仕事に復帰しようと試みたが、後遺症の痛みやセールス時に必須となる車の運転ができなくなり、復帰できなかった。無職となり、事故後の健康状態でも就ける仕事を見つけるため、新たな勉強をしなければならなくなった。 40万ドル(約3,280万円)
20代女性
(日本人=観光客)
青信号で横断歩道を渡っていた際、バスにひかれた。 重度多発損傷:閉鎖性頭部外傷、骨盤骨折、頭蓋骨に細いひび、味覚・嗅覚損失、むちうち、大うつ病など。 事故後、働けなくなり、日常生活も一転。身の回りのことすらできなくなり、家族による日々の補助、大きなサポートが必要となった。 280万ドル(約2憶2,960万円)※法的費用の一部など全て込みの金額

ミッチェル・クラーク
MBA法律事務所共同経営者。QUT法学部1989年卒。豪州弁護士として25年以上の経験を持つ。QLD州法律協会認定の賠償請求関連法スペシャリスト。

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