専業主婦の4つの家計の悩み

FPキョウコの
暮らしに役立つパーソナル・ファイナンス講座

オーストラリア生活に役立つお金の知識をファイナンシャル・プランナー(FP)吉住京子氏が解説。

第16回:専業主婦の4つの家計の悩み

オーストラリアでは30~40代の日本人女性が多く、新しい生活を始めています。結婚して、子どもができると専業主婦になる女性もたくさんいますが、家計管理は育児と家事とともに主婦にとっては仕事のようなもの。お金の管理が上手にできない、むしろ無駄遣いが増えたと悩んでいる方も多いようです。今回はそんな専業主婦の家計の4つの悩みと解決策の話です。

1.過度なショッピングと衝動買い

 仕事を辞め育児と家事中心の生活になるとお母さんたちの中には、自分らしさを求めて、心の隙間やストレスをショッピングなどで埋める人もいます。また、物とサービスがあふれているこの社会では、気を抜くと財布のひもが緩みがちです。しかし、しっかりとお金や家計と向き合ってください。自分は何が好きで、何をしていると幸せな時間が過ごせるのか?
 自分らしい夢や目標を持つことで、それを叶えるためにお金、労力、時間を使うよう考え方と行動をシフトすることができます。

2.親からのアドバイスに頼った家計

 オーストラリアに移住した第1世代の日本人は、親が日本にいるためにサポートを受けることは少ないかもしれません。しかし、日本とオーストラリアの文化・経済の違い、そして親が若かった時代とは30年ほどの差があることを知っておきましょう。したがって親にお金の相談をしても必ずしも正しい答えやアドバイスをもらえるとは限りません。親やパートナーに安定を求めるのではなく、自分でお金を稼ぐ、管理する、守る、投資するという力を身に付けることが大切です。

3.産後の家計の赤字

 家計管理で1番難しいのが出産後の2~3年です。妻は働けず、貯金は増えず、それどころか貯蓄を切り崩して生活するということもあります。この期間は皆さんが通る関門です。赤字を出さないなら合格だとするべきでしょう。共働きだった方は収入がガクッと落ちたことを考慮し、支出の内容を出産前と変えなければならないことを把握してください。生活のレベルを上げることは簡単ですが、下げるのは努力が必要です。支出面から見直していきましょう。仕事に戻るタイミングなどを話し合い、将来への計画を持つと、家計が辛い時期は一時的なものだと分かり気持ちが楽になるでしょう。

4.お小遣いと貯蓄

 専業主婦の方は、美容や個人の出費を自分の貯蓄から使って残高が目減りするのが怖いという方もたくさんいます。夫婦ともに自由に使えたお金の感覚を変えなければなりませんが、パートナーとのコミュニケーションも必要です。決まったお小遣いをもらう、生活費をカード支払いではなく、キャッシュでもらいやり繰りするなど、お互いの負担にならないよう話し合いをしましょう。


吉住京子
在豪日本人ファイナンシャル・プランナー。難しいお金のことを易しく解説。クライアントそれぞれの状況に合わせた賢い戦略の提供に定評がある。在豪日系コミュニティーのためのチャリティー活動や各メディアでの連載記事・セミナーなども行っている。

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