頻繁に借りる時のレンタカーの保険

Q 仕事の関係で出張でNSW州の内陸部に行き、現地でレンタカーを借りて移動することが多いのですが、その際レンタカー会社から保険に関わるオプションの提示を受けて追加費用の支払いをしています。わりと頻繁に出張をするので合計するとコストもかなりの額になります。ほかに何か代替の方法はないのでしょうか。
(28歳会社員=男性)

 

A お問い合わせについてはよく誤解があるのですが、一般的にレンタカー自体への車両保険や対物賠償保険については車の所有者であるレンタカー会社が手配をしていますので、通常は利用者が別立てで手配をすることはありません(対人賠償保険についても自賠責保険として車に付随して手配されています)。ただ、こちらの保険契約で設定されている免責額(自己負担額)は通常より高額に設定されていることが多く、レンタカーを借りる際の窓口でいくらかの追加費用を払うことによって、こちらの免責額の引き下げについてのオプションを提示されるのが一般的です。

そこでオーストラリアで通常出回っている旅行保険においては、レンタカーで事故を起こした場合に利用者が負担を迫られる免責額に対して、一定までの補償をするように組まれているケースが多く、そういった保険に加入しているのであれば窓口で追加費用を支払って免責額の引き下げをする必要はなくなります。

特にご質問者の場合には出張中の車の使用ですので、会社全体で年間包括の旅行保険を手配することによって、1回ずつ保険をかけるよりも手間も費用も軽減することができることが多いでしょう。

そういった旅行保険手配においては、この先12カ月の間に見込みで何回ほど出張をするのか、1回あたりの出張の平均日数はどれくらいかという数字を国内出張、国外出張それぞれ提示することでだいたいの保険料見積もりを取得することができます。

もし1回の出張で社員の方が人一緒に移動するのであれば、それは×2として回数をカウントする必要がありますのでご注意ください。

なお、レンタカー会社が車に対して手配をしている保険においては、借りる際に登録した運転者以外が起こした事故はカバーができないなどのさまざまな制約がある場合が多いので、用途に応じて事前にきちんと内容を確認することが必要です。

今回は旅行保険におけるレンタカーによる事故で発生した免責額への補償についてご説明しましたが、一般的な旅行保険に加入していれば旅先での突発的な医療行為に対する費用補償や、携行品の盗難などに対する補償、止むを得ない事情による旅行キャンセルに伴うデポジットの損失への補償、荷物の遅配に伴う緊急処置にかかった費用への補償、個人賠償責任補償なども包括的に手配されているのが通常です。

前述の通りあらかじめ年間を通して手配をしていれば、都度の出張に対してのかけ忘れなども回避できますので、必要と用途に応じて事前に対策を取っていることが望ましいと言えます。どうか安全運転を心がけて充実した旅をお楽しみください。


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斉藤 大(さいとう だい)
エーオン・リスク・サービス・オーストラリア ジャパン保険サービス部

 

世界最大手のリスク・コンサルタント会社豪州法人の日系専門部署で日々日系企業顧客の法人・個人保険アレンジ、事故処理などを担当

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