夢のマイホーム計画/低金利ゴールデン時代の終焉?

夢のマイホーム計画

オーストラリアで夢のマイホーム計画
第101回
低金利ゴールデン時代の終焉?

先月は世界を騒がせたアメリカ大統領選挙がありました。不動産王と呼ばれたドナルド・トランプ氏が次期アメリカ大統領に当選しましたが、「トランプ旋風」の影響はここオーストラリアにも及んでくるかもしれません。

先日のシドニー・モーニング・ヘラルド紙の記事によると、トランプ氏が選挙期間中に語ったように「減税を実行し公共事業を強化する」となると、新たに多くの米ドルが印刷されることになります。その影響はオーストラリアにも及び、これまで続いた低金利から脱却、少しずつ金利が上昇する可能性が大いにあるといえます。最低ラインと言われ続けていたオーストラリアの金利もとうとう上がってしまうのでしょうか。

物件価格の高騰から住宅ローンの借入額も大きくなってきています。つまり少し金利が上がるだけでも支払い金額に大きな影響があることは否めません。では実際に、どれほどの影響があるのでしょうか。

【表1】※変動型ローン:50万ドル、金利:4.35%の例

金利 +0.25% +0.50% +1.00%
毎月の支払額 $2,489 $2,563 $2,638 $2,792
差額 $0 +$74 +$149 +$303

表1は変動型ローンの場合です。筆者が住宅ローンを始めた2006~07年の頃の金利は約9パーセントでしたから、プラス4.65パーセントの金利上昇となり、その差額を考えるだけで恐ろしくなってしまいます。

だからといって全て固定金利にしてしまうと、早く返済するための繰り越し返済などができません。固定と変動のどちらの金利を選ぶか迷う場合には、固定金利と変動金利にローンを分けて申請するスプリット・ローンという方法もあります。

【表2】固定3年型ローン(25万ドル)+変動型ローン(25万ドル)
※変動金利:4.35%、固定金利3年:3.85%の例

金利 +0.25% +0.50% +1.00%
固定 変動 固定 変動 固定 変動 固定 変動
毎月の支払額 $1,172 $1,245 $1,172 $1,282 $1,172 $1,319 $1,172 $1,396
合計 $2,417 $2,454 $2,491 $2,568
差額 $0 $37 $74 $151

表2は、ローンの総額は表1と同じですが、固定金利3年と変動金利で25万ずつローンをスプリットした(分けた)場合です。金利変動の影響が表1に比べて小さいことは歴然です。50万ドルを超えるローン額になる場合には、ローンをスプリットしてしまうことも考慮に入れてみてはいかがでしょうか。

本記事は情報提供を目的として作成されており、記事内の表は現時点での金利や条件を利用したあくまで仮定での比較例です。


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