失業率高止まり続く

9月も前月と同じ6.2%、就業者数は5,100人減少

 中国経済の減速を受けてオーストラリア経済の先行きに不透明感が増す中で、雇用情勢に改善の兆しが見られない。オーストラリア統計局(ABS)が10月15日に発表した9月の雇用統計によると、全国平均の失業率(季節調整済み)は6.2%と前月と同じだった。

 少数第2位で四捨五入しない実数で見ると同0.1ポイント改善したが、就業者数は1,176万9,900人と5,100人減少した。失業者数は77万2,500人と8,100人減だった。労働参加率は64.9%と0.2ポイント下落した。

 フルタイムの就業者は812万4,400人と1万3,900人、パートタイムの就業者数は364万5,500人と8,900人、それぞれ減少した。

 州別の失業率(推定値)は、NSW州が5.9%(0.1ポイント改善)、VIC州が6.2%(0.1ポイント悪化)、QLD州が6.3%(0.1ポイント改善)、SA州が7.7%(0.2ポイント改善)、WA州が6.1%(変わらず)、TAS州が6.0%(4ポイント改善)だった。

 直近で失業率が最も高かったのはITバブル崩壊後の2001年10月の7.2%。08年2月にはほぼ完全雇用に近いとされる4%まで改善した。しかし、同年のリーマン・ショックで09年6月には5.9%まで悪化した。その後の景気回復で10年12月に4.9%まで回復したものの、資源輸出ブームがピークを過ぎ、商品価格が急落する中で再び上昇基調に転じた。14年後半からは6%台で高止まりしている。

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