シドニー湾で追悼式典、旧日本軍攻撃から74年

 

追悼式典はシドニー湾のクッタバル基地内で行われた

追悼式典はシドニー湾のクッタバル基地内で行われた

 

第2次世界大戦中、旧日本軍の特殊潜航艇による攻撃で亡くなった戦没者を追悼する式典が6月1日、シドニー湾のクッタバル海軍基地で開催された。豪海軍が主催した同式典には、約50人が出席。特殊潜航艇の日本人搭乗兵6人と、攻撃を受けて沈没した豪州軍艦艇の戦没者21人を合同で追悼した。

スピーチを行ったポール・マーティン海軍大佐は、「豪軍側の犠牲者のみならず、日本人搭乗兵らの勇気も忘れてはならない」と哀悼の意を示した。

式典には高岡正人・在シドニー日本国総領事が出席。また、シドニー日本人学校の生徒2人が、死亡した日本人6人の名前を読み上げた他、日本人学校の児童3人が献花を行った。

旧日本軍の特殊潜航艇は1942年5月31日から翌日にわたり、シドニー湾を攻撃。豪軍艦「クッタバル」が沈没し21人が死亡した。悲劇の舞台となったクッタバル基地には慰霊碑が建立され、追悼式が毎年行われている。

今年4月19日には、海上自衛隊のそうりゅう型潜水艦「はくりゅう」が、日豪共同訓練参加のため、クッタバル基地に入港。日本の潜水艦がシドニー湾に入港するのは、42年の旧日本軍による攻撃以来。かつて敵国として戦った両国は、現在では友好関係を築き、潜水艦入港は「歴史的な到着」として、地元メディアでも大きく報道された。

 

シドニー日本人学校の生徒2人が、亡くなった日本人搭乗兵の名前を読み上げた

シドニー日本人学校の生徒2人が、亡くなった日本人搭乗兵の名前を読み上げた

(取材=小副川晴香)

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