人の排泄物でクルマが走る

究極のエコカー、オーストラリア初公開

人の排泄物で発電した電力を動力源にしたQUUの電気自動車

人の排泄物で発電した電力を動力源にしたQUUの電気自動車




 QLD州南東部で下水道事業を手がける州政府機関「クイーンズランド・アーバン・ユーティリティーズ」(QUU)は23日、人の排泄物で走る自動車をオーストラリアで初めて公開した。

 QUUはブリスベン南部オックスリーにある下水処理施設の敷地内で、住民約30万人分の排泄物から発生させたバイオガスを燃料に発電し、電力と熱を同時に取り出す「コージェネレーション」(熱電供給)を行っている。この日は、その電力だけで充電した市販の小型電気自動車「三菱アイ・ミーブ」を走らせた。

 現時点では、人の排泄物から精製した濃度60%のガスで発電した電力を電気自動車のエネルギーとして使用しているが、濃度を98%に高めれば通常のエンジン車のガス燃料としても利用できるとしている。

 QUUは現在、下水処理工場の消費電力のおよそ50%を排泄物を原料にした電力でまかなっており、年間約250万ドルのコストを削減している。排泄物を原料にした電力を電気自動車に使えば、同じ大きさのガソリンエンジン車と比較して1台当たり年間1,900ドルを節約できるという。将来的には、QUUの300台の車両をすべて再生可能エネルギーでまかなう計画だ。



■Queensland Urban Utilities Media Release
Australia’s first poo-powered car unveiled

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