「文化の日」に合わせ日本式茶会をシドニー・ハーバーブリッジで開催

頂上にて最初のお茶を入れる様子

頂上にて最初の一杯を入れる様子(撮影:ブリッジ・クライム、以下同)

 2017年11月3日(水)は日本の「文化の日」。1日ツアー会社「ブリッジ・クライム」が主催する、シドニー・ハーバーブリッジ頂上にて日本式のお茶会を開催するという世界初の試みが行われた。

 

頂上にて開催されるお茶会

頂上にて開催される茶会

 水面輝くシドニー湾から高さ134mにある橋上で行われたこのユニークなイベントは、11月3日の日本の「文化の日」を記念して、日本の文化とシドニーの象徴であるハーバーブリッジを組み合わせ双方の魅力を広く伝えたいという主催者チャーリ氏の想いから実現した。

 

 「1年ほど前から何かユニークなことをしたいという構想はありましたが、文化の日というタイミングでできたことが幸せです。」「このハーバーブリッジはオーストラリアの重要な歴史的シンボルであり、茶の湯は日本の重要な歴史的シンボル。また日本の『文化の日』を記念して茶の湯を披露するには、美しい眺めを一望できるこの橋は最高の舞台であると思います。」と同氏は語る。

左:お茶を振舞うウェンデイ・リン氏とゲスト、右:ブリッジ頂上へ上る様子

左:茶を振舞うウェンデイ・リン氏、茶器などの道具すべてがワイヤーで繋がれ安全が考慮されている 右:ブリッジ頂上へ向かうゲスト

 同イベントの特別ゲストとしてウェンデイ・リン氏を招待。リン氏は茶道を10年間研究し、伝統文化を紹介してきた茶道のプロ。また35年以上にわたりお茶を研究してきたジュリアン・マクヴィティ氏がサポート。お茶愛好家の二人は、京都から取り寄せたという抹茶と伝統的な和菓子を3名の来賓者に振る舞った。

 

頂上でのお茶会にも安全ベルトはかかせない

頂上でのお茶会にも安全ベルトはかかせない

 ウェンデイ・リン氏は、「今日シドニーの象徴であるハーバーブリッジの上で、世界から集まってくださった方の前で茶の湯を披露できることを嬉しく思います。私たちは日本の茶道の伝統、茶の湯、そして、調和、尊敬、純粋、静寂の四原則を大切にし、日本の茶道文化と芸術を紹介できたことを光栄に思います。」と語った。

 

 ゲストは頂上にあるステージに固定されたテーブルやワイヤーで繋がれた茶器や袱紗など、安全を考慮した普段とは違うシチュエーションに慣れないながらも、一味も二味も違うお茶を楽しんでいた。

 

 この特別イベントは、芸術、文化および学術の振興のため、ブリッジ・クライムが毎年開催する各国の文化を祝う催しの一環。過去には中国の旧正月でのカラオケやマージャン、結婚式などが行われたこともあるという。青空晴れ渡るシドニー・ハーバーブリッジの上ではガイド付きグループツアーも開催され、他にはない観光イベントを体験できる絶好の機会となった。「今回はメディア関係者だけの招待だったが、近い将来一般の方にも来ていただけるようなイベントにしたい」とチャーリ氏。

左:お茶を振舞うウェンデイ・リン氏とゲスト 右:ブリッジ頂上へ上る様子

左:頂上にて万歳をするゲスト  右:オペラハウスを背景に橋の内部を歩く

 5名の参加者はガイドの案内で橋の頂上に上り、都市の歴史と、1930年代の大恐慌時代にオーストラリアの都市復活の立役者となった橋について説明を受けた。頂上からの眺望は、東はボンダイビーチ、西はブルーマウンテンまで広がっており、それぞれ息をのむ絶景のひと時を堪能していた。


ブリッジ・クライム BridgeClimb

■ウェブサイト:www.bridgeclimb.com

■Tel: +61 (0) 8274 7777

■住所:3 Cumberland St, The Rocks NSW 2000

■Facebook: www.facebook.com/bridgeclimbsydney

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